中東の国、オマーンの山に住む、マンスール少年が主人公です。
やぎの世話をしているマンスールは、なつめやしの木に実がならないことに気づくのです。
お母さんに尋ね、それはメスの木だからオスの木が必要と知り、
遠いむこうの山まで行くことにするのですね。
「おむこさん」という表現に納得です。
ロバに乗って出かけるマンスール、立派です。
道中休憩での水筒、皮袋みたいで、びっくりです。
野宿の場所を探し、ロバをなだめ、と、しっかりとした姿が頼もしいです。
ハプニングもありますが、気難しいおじいさんとも交渉し、無事ミッション達成とは拍手!です。
もちろん、オスの木はすぐには育ちませんが、マンスールの成長も伺えて、嬉しいです。
小学生くらいから、マンスールの勇気、感じてほしいです。