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地震と津波で壊滅的な被害を受けた村が舞台です。 まだ東日本大震災の記憶が生々しいだけに心に響きます。 海辺の村に住むおじいは絵を描いてばかりでしたが、 その絵がみんなを元気付けるので、皆に慕われていたのです。 ある日、大地震とともに、海に異変が。 津波の復興の中で、おじいの描いたなまずの絵が、奇跡を起こします。 染色図案科出身の田島さんの独特の画法が持つ迫力がすごいです。 紙が無く、おじいがふんどしに描いた、というストーリーと呼応します。 『祇園祭』とともに、世界絵本原画展金牌受賞作品だそう。 立派な侍には用は無い、と、常に庶民の中に生きたおじい。 ラストでは復興の様子が描かれていて、どうか同じように、 被災地に希望の光があたりますように、と祈らずに入られませんでした。 地味な絵ですが、やはり子どもたちに紹介してあげたいです。
投稿日:2011/06/08
決して長いものには巻かれず、絵と子どもと村の生活をこよなく愛する反骨のオジイが主人公。 地震と津波で全てを失っても、殿様の甘い誘いにはのらず、 村に残ってふんどしになまずの絵を描くオジイ! 染色による独特の画法により、 そのなまずが空を泳ぐ様子はまさに荘厳です。 田島征彦氏は、現在淡路島在住とか。 オジイのモデルは作者本人なのかも。 私の中では『じごくのそうべえ』『とくべえとおへそ』に次ぐ傑作です。
投稿日:2006/09/29
昨日が、東日本大震災からちょうど三年という節目の日でした。 このタイミングで、この絵本に出会えたことに、何かの縁を感じます。 地震・そして、大津波・・・ このお話では最後に、村の復興し始める様子が見られます。 そのことから、こちらも元気をもらえたような気がします。
投稿日:2014/03/12
田島征彦さんの講演を聞く機会があり、この本の存在を知りました。 地震・津波が出てくるのでこの震災でまた注目を浴びている作品なのだとか。 絵を描くことが好きなおじい。村人のために絵は描いても侍の頼みは聞かないところに、おじいの気骨が窺えます。 婚礼祝いの最中にやってきた地震と津波。 人々の幸せも生活の営みもすべて飲み込んでしまいます。 絶望の中で人々の気持ちをすくいあげるものは何でしょう? おじいが人々の気持ちを汲み取って描いたなまずには、人々の希望や願いがこもっていたことと思います。 希望や願いの先に幸せがきますようにと、願わずにはいられませんでした。
投稿日:2011/12/03
大震災後に読んだからでしょうか、読み進めて津波が起きた時の場面がテレビで流され続けた映像と重なってしまいました 海辺の村の景色は小島が浮かび松林もある、松島あたりの景色のようです おじいがふんどしに描いたという「なまず」が雨を降らせ、津波で土壌をダメにした土地に新しい山の土砂を運んだという・・・ 自然の復興というのでしょうか・・・ 現在も同じ現状にある地域に、この話のようなことはありえないことかもしれません おじいが城の役人に対し「おまえらにようはない」と突き放した気もち・・・ 同じような憤りが、今の私たちにもありませんか? いったい誰が一番苦しんでいるのか・・・・ 一日も早い復興を願わずにはいれれません
投稿日:2011/06/15
村の人に何を言われても絵を描き続けるおじい。 おじいの描く絵は見る人を感動させる。 権力に動じることなく自分の道を貫いていく。 田島さんはこの主人公に自分を重ねていると思いました。 地震、津波の災害にも動じず、自分の描いたなまずを空に飛ばして、恵みの雨を降らせる。 そして、村人たちと復興事業作業を行うのではなく、絵を描き続けるのです。 これが田島さんの生き方なのでしょう。 そう考えると、田島さんの作品の根底に流れているものが見えてきます。 他の本に比べて、高学年に薦めたい絵本です。 おじいの描く絵は生きているのですね。 描いた七福神が、地震のさなかに慌てふためく様が楽しかった
投稿日:2010/11/18
絵が好きで 畑仕事もろくにしないおじいですが、おじいが子供にかいてあげた凧の絵を見ていると元気がでてくるのです 若殿のために凧を描いて欲しいと侍が頼みに来るが・・・・・ 「まちの りっぱな 絵師にたのみなされと」追い払う(この下りは読んでいて さすがと思うのです) ある時 むらに 地震がおそい 津波がくると分かると みんなはいち早く山へ逃げた(親父さんの知恵) 津波の被害が 多いだけに さすがこのようにして身を守ったんだと思いました。 むらの畑は海の水につかり 土がダメになる 自然の厳しさの中で生きていく村人の姿が いきいきと描かれていました、 ここでおじいは ふんどしに ナマズの絵を描くのです 子供たちは、このなまずの絵をもって 元気にかけまわります 不思議 不思議 天にのぼったなまずが 雨を降らせた・・・・ 村をすくった おじいのなまず!! 村人はみんな 力を合わせて生きていたのですね おじいは 田島行彦氏をモデルにしたのではと思うのですが・・・・ こどもたちにも よく分かるお話だと思います。 お話会で読んであげたい絵本です
投稿日:2010/06/10
絵ばかりかいている、おじい。そんなおじいのことを馬鹿にしていた村人は、ある日おじいの書いた凧の絵を見て、「剛毅な絵だ」と感じ入ります。そこからは、おじいの評価はうなぎ上り。 絵がうまいとか、人よりすぐれたことがあることはとてもいいことです。 そして、この絵本のすごいところは、途中で地震が起こる場面。地震が起きた瞬間、「海を見ろ」と。そして海の水が、沖の方まで引いているのを見て「みんな山へ逃げろ!!」と。 地震国日本。絶対知っておかねばならないことです。地震のあとには津波がくるということを。この絵本で娘達は知りました。きっと田島さんの絵で忘れないと思います。
投稿日:2010/02/05
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