「帽子から電話です」 みんなの声

長田弘さんも長新太さんも大好きなので、これは読まなければ！と思いました。
小さめサイズの縦書きの本。絵本と言うよりは物語という感じです。
お留守番の時に電話がなるという、子供にとってはドキドキの場面からおはなしは始まります。その電話の相手が、なんとお父さんのしましまのあおい帽子で……。
夢があって、のびやかで、スケールも大きい。本当に素敵なおはなしでした。

帽子から電話です、というタイトルと、絵が長新太さんということもあり、ナンセンス絵本かなと思っていたら、深いお話でした。
お父さんがいつも被っているしましま帽子から、家に電話がかかってきたことをきっかけに、お父さんの帽子は、自分がやりたいことを教えてくれる帽子だと知るあっちゃん。でも、羨ましくないのです。
あっちゃんにはやりたいことが沢山あるのです。
やりたいことが見つからない人には羨ましい帽子でしれません。
人に聞かなくとも、やりたいことが沢山あるって幸せなことですね。

帽子から電話がかかってくるという発想に驚きました。
しかも帽子にとっても、帽子の持ち主のお父さんにとっても切実な電話であるとことがすごいと思います。
帽子がないと意思決定がままならないお父さんと、人の手に渡ってアメリカをエンジョイしている帽子と、結末の飛躍もただただ驚きです。

あれ・・・おふたりとも亡くなった方
2017年12月に出版されていますが

電話が黒電話・・・
これって、昔の作品では・・・

1974年の作品を改装し出版したようです

長さんらしい色合いの絵
お得意のナンセンス
でも、作は長田さんで
「大人って・・・」と、とても鋭い意見も書かれています

確かに・・・

このお父さんは
ご自身のことかしら？
とも思っちゃいました

発想が、飛んでいるなぁ〜と思います
1970年代・・・ですよ、だって

この感覚は、今のこども達にも
通じるのでしょうか

お父さんがお気に入りの帽子　青いしましまの帽子
一人でお留守番しているとき電話がかかってきて　あっちゃんは　電話をとるのが不安です　
分かりますよ　子どもだったら　電話にでるのいやですからね

私も　最近　勧誘の電話などかかってくると　いやですから　　とらなくてもいいよ　留守番電話にしておくといいのにね
あっちゃんは　不安でしたが　電話に出ると　なんと　帽子から電話でした　　　　おかしなお話です　　
この帽子お父さんが愛用していて、でも　お父さんはよく忘れるのです

抽象的なおはなしです
お父さんは愛用しているのに　忘れないようにしてほしいなあ〜
帽子とあっちゃんの気持ち　　　　　お話はおもしろい展開です
ラスト　夜中に電話がかかり　なんと　ニューヨークからなんて　
そして　絵はがきに　自由の女神が　おとｙさんの　青いしましま帽子かぶっているなんて　フフフ・・・・
おもしろいラストでした
愛用しているものは　大事にしてくださいよ　おとうさん！

長新太さんの絵はなんともユニークです　　
もう見られないのが残念です

小学校５年生の娘と読みました。
読み終えて、娘は「寂しいお話だね」と言いましたが
私は「私にはしましまの青い帽子は必要ないな」と
思いました。
なんだか、娘が大人で、私が子どものようです。
大人って本当にそうなのかしら？自分がやりたいことが
帽子に聞かないとわからないものなのかしら？
小学生並みにやりたいことで溢れている私は、不思議で
なりません。