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ヒロシマに原爆がおとされたとき」 みんなの声

ヒロシマに原爆がおとされたとき 作:大道あや
出版社:ポプラ社
税込価格:\1,815
発行日:2002年
ISBN:9784591073025
評価スコア 4.33
評価ランキング 15,709
みんなの声 総数 5
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  • 戦争は避けることができる

    大道あやさんに原爆のことを描いた絵本があることは知っていました。

    でも、実体験を読むのがどうしても怖くて、なかなか手に取れずにいたのですが、息子の夏休みの宿題が「戦争について深く考えよう」だったため、読んでみました。

    添付のCDを聞くのがためらわれ、夏休みの最後の日、息子と共に聞いてみました。

    近所のおばさんもしくは親戚のおばさんが話しているようなごく普通の主婦が体験した原爆というものを感じました。

    CDの中では、かぼちゃ汁、おにぎりをもらいに行ったこと、原爆投下後のいわゆる黒い雨をなめて見たけれど味はしなかったことなどが印象に残っています。

    私たちは原爆投下後の世の中に生きているので、放射能についての知識も少なからずあります。初めての原爆が落とされた時、何が起こったかわからなかった人がほとんどだったでしょう。CDの中の「みんなバカになってしまった」という言葉も耳に残りました。

    呆けてしまったということだったと思うのですが、そんな中今家族に何を食べさせるか、どう生きつないでいくか行動していかれた大道さんのたくましさを感じました。

    「ほんとにまあ、ああいうことは二度とあっちゃいけんねえ」体験された方は誰しもそう思ったことでしょう。

    天災は避けられないけれど、戦争は避けることができる。まずは大人が過去を正確に知ること、どんな未来を作っていくか考えることだと思いました。

    投稿日:2013/09/05

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  • 体験者だから語れること

    お兄さんの丸木位里さんと違って、おどろどろしさはないのですが、淡々とあまり抑揚なく描かれる広島原爆は、そら恐ろしいほどに心に染みてきました。
    大道さんにとって、悪夢のような現実だったのでしょう。
    想像を絶する光景に現実感はなかったのでしょう。
    これも淡々と語られる附属CD の声から、原爆を語り継がなければという責任感を読み取れました。

    投稿日:2020/07/14

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  • 戦後71年  
    8月6日・9日に広島・長崎に投下された原子爆弾
    大道あやさんは 実際  原爆が落とされたとき シーツを干していたのです
    恐ろしい 原爆はたくさんの人を殺しました
    大道あやさんは たまたま 指をやけどしただけでしたが 周りには死んだ人がいっぱいで恐ろしい光景を この絵本に書いて私たちに 伝えて下さいました
    地獄のような光景だったのですが CDを聞いていると 生きていくために食べるために必死で  死人がごろごろいる中で おしっこをしたはなしや     この光景を見ていると 怖いという感覚もなくなってしまうような状況だったこと 

    爆心地の広島原爆ドームのことも いろいろ 映像で見たり話を聞くのですが  生き地獄だったと語られています
    お兄さんの丸木位里さんは 妻の丸木俊さんと 絵を描かれていますが
    大道あやさんのこの絵本とCDは 初めてでした

    今なお原子爆弾をアメリカやロシヤ中国などが保有していますが
    二度と戦争を起こしてはならない
    核保有国に 核廃絶をしてほしいと思います 
    こんな体験は二度としてはいけないと 大道さんは訴えておられます

    先人達の生の声を聞きしっかり受け止めて これから世界が戦争を起こさないように みんなが行動しなくてはならないと思いました

    戦争法案が日本でも強行採決されてしまいましたが・・・・

    世界から争いのない地球を未来にな残さなくてはなりません

    投稿日:2016/08/23

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  • 幼いうちにと思ったのですが

    • 茶々丸さん
    • 70代以上
    • じいじ・ばあば
    • 埼玉県

    夏になると毎年テレビで報道される戦争番組を見て、孫娘にも幼い時期から知ってもらおうと選んだのですが、残念な事に不評でした。
    CD付きで読まなくても耳に入るので良いのではとも思ったのですが、孫娘に消され、絵本を開いても興味を持ってはもらえませんでした。
    やはり、こういった本は小学生になってからなのでしょうか。今はまだ、明るい色彩の楽しい絵本の方が良いようです。

    投稿日:2007/08/27

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  • 3本の指だけが・・・

    • ちうやかなさん
    • 40代
    • ママ
    • 北海道
    • 男の子11歳、男の子8歳

    作者は、あの『原爆の図』の丸木位里氏の妹さん。
    60歳になってから絵筆を握ったとのこと。
    2002年の赤木かんこさんの企画で、
    本人の描いた絵を見ながらあの日のことを語ってもらう、
    という体裁の絵本です。
    6年生の教室で読みました。
    おばあちゃんの方言の語りに耳を傾けるという雰囲気で静かに聞いてくれました。
    初め「ヒロシマ」と聞いただけで「恐い」と反応していましたが、
    写真でなく絵なので少し安心して見られたような感じでした。
    白いシーツを干していた時に正面から被爆し、
    そのシーツから出ていた左の3本の指だけがひどい火傷になった・・・・
    こんなことは、体験した人でなければ語れません。
    しかも家一軒分も体がふっとんで、隣の家のカボチャ畑で気がついたとか。
    体験者の数だけ物語があるはずなのですね。

    投稿日:2006/10/19

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