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おおきくなりすぎたくま」 みんなの声

おおきくなりすぎたくま 作・絵:リンド・ワード
訳:渡辺 茂男
出版社:ほるぷ出版 ほるぷ出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:1987年
ISBN:9784593561230
評価スコア 4.43
評価ランキング 11,882
みんなの声 総数 13
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  • くまの野生と心

    セピア色の懐かしい絵本。文章もどこか昔の香りのする本です。
    くまと少年の心のふれあいが感動的な絵本です。

    くまの毛皮を家に干してあるのがステータスのような村。
    なぜかジョニーくん(今の絵本でくんづけはないかも)の家にはそれがないのがジョニーくんの引け目。
    それならと、自分で狩りに出かけたものの、こぐまに出会って連れ帰り飼うことになってしまいました。
    それから出てくるのは成長するくまの食欲と獣としての行動。それでいながらジョニーくんとは心通い合わせているのです。
    おおきくなりすぎたくまを、大人たちは殺そうとしないのが不思議でした。
    きっとジョニーくんのくまだから。
    ジョニーくんは、くまを遠くに連れ出し野に放そうとします。帰ってこなければ、だれかが仕留めることになるのかもしれない。
    くまは帰ってきます。ジョニーくんのそばにいたいのです。
    さいごにジョニーくんは、自分でくまを撃つことにするのですが…。

    ハッピーエンドで終わるのがこの絵本の良いところ。
    この絵本を見て思ったこと。
    このくま名前はなかったのかな?(今の絵本では何か名前があるような)
    キーワードになったかえでさとうっておいしいのかな?
    それにしても、人の心がまだ純朴だった時代のお話だと思います。

    投稿日:2009/12/24

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  • 躍動感のあるイラスト

    コールデコット賞を受賞した作品ということで読みたいと思いました。
    モノクロで描かれた、とてもレトロな作品です。
    ページ数が多いので、読むのが大変かなと思ったのですが、左ページはシンプルで短い文章、右ページは大画面のイラストというスタイルで進むので、アニメーションを見ているような感じで、どんどん読みすめられました。
    イラストは躍動感があり、とても迫力があります。モノクロなのにすごいなと思いました。

    投稿日:2024/03/08

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  • 少年の心を見守る

    読みかたりボランティアの仲間が読んでくれました。そのため、大人の私が読んでもらった印象です。
    出版されてから30年以上経っているためか、タイトルはよく知っていました。昔読んだことがあるような気もするのですが…覚えていませんでした。

    タフであることに価値があり、熊を仕留めることがステータスの証しと信じている少年。彼の生まれ育った環境がそうさせているのでしょう。
    これほどの分かりやすいマッチョイズムは現代日本社会ではあまり馴染みがないかと思います。しかし、ある世間の価値を通してあまり深く考えることなく、ひとつの分かりやすい型に「カッコイイ」と憧れる一部の子どもというのは普遍的な存在ではないでしょうか。

    主人公のジョニーもそんな子どものひとり。
    彼の理想と実際の行動の乖離は、いつか悲劇を生む。読者はそのような不安感を抱きつつこの物語を読み進めなければなりません。
    予想通り、彼は行き詰まる。悲しいラストを想像し、読者の不安が最高潮に達したのち、まさかの解決法が示されます。それも、子どもが本当に納得できる方法で。
    考えてみると、この物語は初めから主人公を見守る大人たちのまなざしが丁寧です。
    ジョニーが理想の自分を追い求めておきながら、実際には子どもっぽい感情に負けて間違いを犯してしまう、それでも大人たちはすぐにはそれをとがめない。彼が自分自身で落とし前をつけることができるようになるまで待つ。大人として勇気ある態度だと思います。
    全編を通して、子どもを導く責任に満ちた絵本です。

    投稿日:2019/11/28

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  • 読後感◎

    こぐまを拾ってきたものの、成長につれて色々と困った自体に発展して行きます。
    大きくなりすぎた熊を野生に戻すことにしたのですが、戻ってきてしまう。そりゃー、こぐま時代から人間と共存したのだから、今更野生に戻るなんて、難しいですよね。
    とうとう最後の手段に出ることになったんですが、このシーンはドキドキしました。最初から最後まで人間の勝手に振り回された熊でしたけど、最後には居場所があって本当によかった。

    投稿日:2015/11/17

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  • 住むべき場所

    子熊をみつけ連れて帰る男の子。

    でも、育つと、近所の食べ物を盗み、収穫物を食べ尽くして、食べたり売ったりできなくなって困る近所の人の手前、少年たちは熊を捨てようとします。でも、遠くに連れて行っても戻ってきます。殺すしかないと決意するジョニー。

    しかしそこで、サーカスで使ってもらえることになり、めでたし、めでたし。

    かわいいからと野生動物を家で飼うのは難しいしいけないことだと教えるのには役立つ一冊だと思います。

    投稿日:2015/07/26

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  • 野生動物を飼うのは、、、、、、

    クマをしとめようとしたジョニー少年は、可愛い子熊をみつけたのでつい連れて帰ります。でも、近所の家の食べ物をあらし、収穫物をすべて食べてしまい、困った近所に頼まれ、ジョニーたちはクマを捨てようとします。

    でも、遠くに連れて行っても戻ってきてしまうので、困ります。

    とうとう、殺そうと決意するジョニー。

    でも、わなにかかって、見世物に連れていかれることになります。サーカスで飼ってもらうことになり、殺さずに済みます。

    なかなか考えさせられるお話でした。

    子供には多少難しいけれど、大事な内容だと思います。

    投稿日:2015/07/12

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  • くまと暮らす

    小学一年生の娘が学校のお話会で読んでもらったらしく、家でも読みたいと言うので図書館で借りて来ました。

    ジョニーくんがある日、森で偶然出会ったくまの子ども。
    ジョニーくんは家に連れて帰って一緒に暮らすことにします。
    最初は良かったけど、だんだん体が大きくなってきて、隣近所の畑や食料小屋を荒らすようになってしまいます。
    何度も森の奥に離してきても次の日には帰ってきてしまうくま。
    ジョニーくんは鉄砲を片手にある決断をして、くまを連れて森に入っていきますが・・・。

    ジョニーくんもくまも悪気はないのに、どんどん追い詰められていく様子に胸が痛くなります。
    “その終わり方だけはやめて!”と心の中で願いつつ、残j酷な終わり方を想像してしまいましたが、思いがけない方法で救われ、本当にほっとしました。
    くまに限らず、自然界にいたはずの動物を人間が飼うというのは難しいですよね。何が動物にとって幸せなのか・・・。
    考えさせられるお話です。

    投稿日:2013/02/12

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  • ハッピーエンドと思いたい

    • おるがんさん
    • 40代
    • ママ
    • 高知県
    • 女の子、男の子

    厚い絵本ですが、文章の量は少なく、とても贅沢な絵本です。
    紙の質が手触りがよく、ページをめくるのが楽しくなります。

    素朴な絵がとても温かくて、無邪気なくまの表情が印象に残ります。
    かえでから採ったさとうやみつは、メイプルシロップですよね。
    口の中に、ふわっと広がってくる香りを感じました。

    懐かしいアメリカ(アニメやドラマで観た)の風景が心地よくて、どこかユーモアがあって、
    安心して読める絵本です。

    本当は野生に返すほうが、安心できる気がしますが、この行き先にほうがきっと人間に慣れたくまには幸せなんですよね。

    投稿日:2008/03/11

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  • 少年とクマの成長物語

    • 金のりんごさん
    • 40代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子12歳、男の子9歳、男の子7歳

    絵本の読み聞かせ講座で先生のお勧めの本でした。
    一見地味ですが、ブラウンの丁寧な絵が好感が持てます。
    クマの成長と共に少年の成長も描き、順を追って物語が進んでいくので、読者も一緒に少年達の成長にお付き合いしているような気がします。
    割と長いお話ですが、どんどんページがめくられていくので、飽きることがありませんし、次はどうなるんだろうと思わせる展開にも目が離せません。
    小学校高学年でも、目をキラキラさせて聞いてくれる一冊です。

    投稿日:2007/05/29

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  • ペットに責任を持つということ

    • ホートンさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 男の子6歳、女の子5歳

    かわいがって育てたクマが近所の畑や倉庫を荒らすようになって、少年が自分で鉄砲で撃つ決心をする……確か『子鹿物語』もそうでしたよね。アメリカ人って、そういうときの責任感が強いですね。開拓時代、子供のころから動物とともに、鉄砲とともに生きるというのは、そういうことなのかもしれません。アメリカ開拓時代を描いた絵本というと『せかいいち大きな女の子のものがたり』が娘のお気に入りですが、やっぱりクマが出てきます。身近な動物なのですね。さて、この絵本の結末は悲劇ではありませんが、ちゃんと責任は取れています。いい加減に終わらないところが、さすが。

    投稿日:2007/03/18

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