火のカッパ」 みんなの声

火のカッパ 作:漆原智良
絵:横松桃子
出版社:国土社 国土社の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2018年01月
ISBN:9784337025110
評価スコア 4.29
評価ランキング 20,739
みんなの声 総数 6
「火のカッパ」は現在購入できません
  • この絵本のレビューを書く

立場で選ぶ

並び替え

6件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 次の10件 最後のページ
  • 平和の礎

    • もゆらさん
    • 60代
    • その他の方
    • 神奈川県

     時代は移り、おとぎ話はどんどん増えてゆくのです。
    その中には、本当の話が実はいっぱいあるのかもしれません。
    今、平和な日本でいられるのも、そんなおとぎ話のお陰だろう、
    そう思います。

     カッパを私は見たことがありません。
    だから昔のゲンタと同じです。
    でもこの頃、自然の猛威、時として暗くて大きな力を感じます。
    それがもし、人や国が引き起こすものだとしたら?
    ゲンタのおばあちゃんの気持ち、少しわかる年齢になりました。

     平和を願っても、持っていられるようなものではありません。
    カッパがなぜ今現代も人間にいるのか・・・。
    水の中にいるはずのカッパが、なぜ火のカッパになるのか、
    とても大きな宿題をもらった気がします。

     漆原智良さま、ももこ画伯、感謝です。

    投稿日:2019/10/13

    参考になりました
    感謝
    1
  • 大切かも。

    表紙からだけだとどんなお話か分からず手に取ってみることもなかったかもしれません。しかも表紙の絵がちょっと怖い雰囲気を出しているので店頭に普通に並んでいても同じだと思います。でもこの絵本、中身は戦争のお話。子供のころから戦争の怖さを知っておくというのは大切なことだと思うので、この本は子供たちに知っていてもらいたい1冊だと思いました。表紙の絵が怖いので手に取りにくいかもしれませんが、中身をぜひ読んでみてほしいです。

    投稿日:2024/08/21

    参考になりました
    感謝
    0
  • 戦争の現実

    戦争を特別なものとしてではなく、主人公・ゲンタの生活にゆっくりと忍び寄ってくる「日常の一部」として描かれていたところが印象的でした。その一方で、東京大空襲の場面は、大人の私が読んでいても恐かったです。でも、それが「現実」であり「実際に起こっていたであろう出来事」なのだと思います。
    戦争については、子どもにもしっかりと学んでもらいたいと思います。

    投稿日:2023/11/09

    参考になりました
    感謝
    0
  • 戦争のお話です

    • みっとーさん
    • 30代
    • ママ
    • 大阪府
    • 男の子8歳、女の子7歳

    カッパが見えるというおばあちゃん。
    カッパの話だと思っていると、実は戦争の話でした。
    火におおわれ、カッパが助けにきてくれるといいなと、ふと思う男の子。もうどうしようもなく、そんな風に思うしか逃げ場がない戦争の悲惨さが伝わってきました。
    子どもは、絵と雰囲気から、怖かった…と言っていました。
    その戦争=怖いという気持ちが大切だなと感じました。

    投稿日:2020/05/16

    参考になりました
    感謝
    0
  • ぜひ伝えていきたい……大切なこと

    おとぎ話でしょうか? むかしばなしでしょうか?

    今はとっても平和でいいとしみじみ感じています。

    戦争を体験されたかたもドンドンと減っていき、
    貴重な体験を聞くことも少なくなってきました。

    こうしたなか、こうした本が世の中に出てくるのは
    すごいなと感じました。

    決して忘れてはいけないこと、親から子に
    そして子から孫に 戦争の悲惨さを
    伝えていかねばと感じています。

    投稿日:2019/10/31

    参考になりました
    感謝
    0
  • カッパの守り神

    戦争を題材にしているので、ちょっと重いお話です。
    浅草に住んでいたゲンタ君は、おばあちゃんからカッパが人を守ってくれると教えられて育ちました。
    カッパは川にいるもの、隅田川はカッパに守られていたのでしょうか?
    大空襲で逃げまどい川に向かった家族とはぐれて、ゲンタは火の中にいたカッパの言う通り上野の山に向かって助けられました。
    川に向かった家族は、生きて戻ることはかないませんでした。
    人が多すぎて人たちを助けきれなかったのでしょうか。
    おじいちゃんになったゲンタは、隅田川の近くに戻り暮らしています。
    そしてカッパを大切に思っていることに感慨を持ちました。
    誰かに守られて生きているのだと言う、生きることのありがたみと感謝をにじませた絵本です。

    投稿日:2018/03/08

    参考になりました
    感謝
    0

6件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 次の10件 最後のページ

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

この作品にレビューを投稿された方は、こんな作品にも投稿しています

からすのパンやさん / しろくまちゃんのほっとけーき / おつきさまこんばんは / きんぎょがにげた / いないいないばあ / もこ もこもこ / はじめてのおつかい / がたん ごとん がたん ごとん / おばけのてんぷら / よるくま

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ

  • 星の子ども
    星の子ども
    出版社:冨山房 冨山房の特集ページがあります!
    グリム童話「星の銀貨」の世界をバーナデット・ワッツが描きだす。色彩豊かな美しい絵が名作童話の魅力をひ


人気作品・注目の新刊をご紹介!絵本ナビプラチナブック

みんなの声(6人)

絵本の評価(4.29)

何歳のお子さんに読んだ?


全ページためしよみ
年齢別絵本セット