2019年1月に出版された「きんたろう」です。
一番後ろのページには、「金と朗」ゆかりの地として、足柄峠の地図が載っていました。
「きんたろう」が幼少時にクマと闘って勝った頃のおはなしを描いたものや、“坂田金時”(青年期?)として、「酒呑童子」と闘って勝った四天王時代を描いたものは読んだことがありますが、そのどちらの時代もうまくつないで描いた作品は初めてちゃんと読みました。
きんたろうの母「八重桐」がどんな人であったかも、描かれているので、突発的に「きんたろう」が強いというより、母の強さや、過酷な自然の中で育った強さが備わっているんだと感じることが出来ました。
絵もはっきりしているし、文字も大きめで読みやすいです。
携帯電話のCMで昔話の主人公たちが子どもたちに受け入れやすいこの時期に、読んであげては絵いかがでしょうか。