「夏とおとうとと」 みんなの声

我が家には6歳と3歳の兄弟がいます。
最近3歳の弟の自己主張やわがままが増えてきて、振り回されることが増えてきた長男に読んでやりたいなと思い、購入しました。

読み聞かせをしましたが、、わたしが読むと何か違和感を感じました。
この絵本って読み聞かせをするより、顔の表情や絵を見ながら気持ちで感じる絵本なのかなと思いました。
それ以来読み聞かせはしてませんが、たまに絵本棚からこの本を手に取りペラペラページをめくりながら見ている長男の姿を見守っています（＊＾＾＊）

兄と弟の夏のひとこまが活き活きと描かれていて、読んだあと少し胸がせつなくなりました。お兄ちゃんの心情は複雑で、ちょっぴり邪魔な弟だけどいなくなると心配でたまらない…、そんな心の揺れ動きが読んでいるこちらにまでリアルに響いてきます。

我が家は姉妹ですが、きっと長女はいつもこんな気持ちなんだろうな～と思いながら読みました。ついつい下の子に手がかかって長女に我慢させてしまうこともありますが、できるだけその気持ちに寄り添ってあげたいなとあらためて感じました。

弟の存在は、時には足手まといになるのは、兄としては当然思っていいと思いました。邪魔ですが、いなくなるとすごく心配してしまったお兄ちゃんの素直な行動で、やっぱり弟って可愛いのもだとわかります。兄弟っていいなあと思える絵本でした。

お兄ちゃんは弟の遊び相手であり、保護者でもあり、なかなか自由ではない立場なのです。
弟はお兄ちゃんの苦労を理解するには幼く、自由奔放なのです。
長男である私は、自分のことのように懐かしく読みました。
でも、弟がお兄ちゃんよりも友だちを選ぶ時期が来ると、寂しい思いをするんですよね。

弟にちょっと冷たいお兄さん、夢中になって虫を追いかけていると、ふと弟はどこ？と心配する兄。
いろんなことを想像しながら弟を探す兄。懐かしい忘れていた日常を思い出します。
そうだね。やっぱりお兄さんなんだねとほのぼの心に響く何気ない日常の絵本です。
３分程度で読めます。楽しい絵本です。