イタリアで大人気のシリーズだそうです。
絵本というより、幼年童話みたいな作りです。
テキストとは別に絵の中に描かれている作者のコメントや置いてい合ったり描いてあったりするモノの解説や名前が面白いです。
友達が欲しいけど、村に住んでいる普通の人間たちには見つかってはいけないといわれているゾンビちゃんが、ハロウィンをうまく使って人間の子どもたちと友達になるお話です。
オソロシ屋敷とか、シンデルおばさまとか、フキツナ大おじさまとか、
ネーミングがいちいち面白いです。
ホラーちゃんは自分の目のことを
「ボールのようにまん丸で、飛びだしていて、まわりにはむらさき色のくまができています。」って、いかにも怖い目なんだよと表現してますが、私には犬のメランコリーの目の方が怖かったです。
(どんな目かは書きません。ぜひ、読んでみてください)
読みやすくて、ちょっぴり怖くて面白いお話なので、たくさんの子どもたちに読んでもらいたいです。
小さい文字でコメントや名前が書かれているので読み聞かせには不向きです。ひとり読みで、5,6歳くらいからいかがでしょうか。