動物好きの上の子が、図書館から借りてきたばかりの私のバッグから、「何か、面白い本はないの?」と、探りだして、読んでいました。
読み終わって一言「これ、面白い絵本なの?」
この絵本をストーリー性のあるものと捉えると、ちょっと訳がわからなくなるかもしれないです。
でも、一文がちょっと長い、楽しい言葉遊び絵本だと思えば、なかなか味のある絵本だと思います。
石津さんの邦訳がまた、いい感じなんですよ。
こういう邦訳は石津さんの腕が鳴るようです。
個人的には「いとこはロンドンうまれのひょう」のページが面白かったです。
1枚の絵の中の表現として、きり絵をしたり、紐を使ったり、版画絵みたいにしてみたり、
1つのイラストを取り囲むように言葉をつけたりする構成は、
私の大好きなローレン・チャイルド(絵本作家)に似ています。