散歩が大好きで、何時間でも歩く女の子・リリィ。
子犬のリッキーが一緒なら、暗くなっても怖くありません。
でも、笑顔のリリィと一緒に散歩をしているニッキーなのに
目をぎょっと見開いて・・・このギャップはどうして?
絵をよく見ると「おぉっ、なんだこりゃ!」
ニッキーの視線の先におばけの顔が浮かび上がり、息子は大喜び。
ページをめくる度に、ピツ・ピッ・ピッ・・・と効果音付きで視線を指で辿り、
街並みに潜むお茶目なおばけ達を見つけ、ご機嫌でした。
ちょっと沈んだ色合いの夕暮れ時って、確かに何か潜んでいそうな雰囲気がありますよね。
ニッキーが必死で伝えようとしているのに、伝わらないもどかしさがなんともおかしい!
最後のちょっとした仕掛けも、まだまだ続くニッキーの災難を思わせて、気の毒だけど笑っちゃいました。
絵がもう一つのストーリーを伝えてくれる
絵本ならではの楽しさにあふれた作品。
きたむらさとしさんの絵も可愛くて
園児さん〜小学校低学年のお子さんにおすすめです。