「パリのおつきさま」 みんなの声

もし遠く離れたところにいる人でも、同じ時間に、同じを月を見てることって、なんだか不思議で、感慨深く感じる時があります。

日本とは違う、ヨーロッパの風景。
特におしゃれな街、パリの景色。
大型の写真が美しい絵本です。

パリの日常を描いた写真絵本です。おかあさんが、おとうさんとパリに行くことになり、主人公はお留守番ですが、おかあさんがとてもお洒落にお話をしてくれるから、いいなあと思いました。私は、パリが花の町で、お家の周りにも花がいっぱいでお店やさんにも花がいっぱいの写真が好きです。

ゾロトウさんの、おしゃれなお話が素晴らしいと思いました。
お父さんと一緒にパリに出かけたお母さんから、留守番の娘にパリで素敵だったことをいろいろと説明します。
でも、一番お月様が素敵だった理由が素晴らしい。
お月様を見ていると娘と一緒の気持ちになれるのですね。
ホーバンさんの写真も素敵です。
写真から切り取った、トリミングされた写真の一部も、とてもおしゃれに思いました。

パリの幸せな日常が、テロリストに踏みにじられた直後だけに、当たり前の平和の貴重さを再認識した写真絵本でした。

ゾロトウの本らしく文章が素敵です。パリの写真が古いので今と違うのかもしれませんが、まだ見ぬ「パリ」ってこんなところかしら、なんてうきうきする子どもの心がそのままあるような本です。パンを無造作にもっている姿は子どももきにしていました。メリーゴーランドがある公園なんて、遊園地みたいですてきですね。最後の月が合成なので、今まで気持ちがたかまっていただけに残念です。

パリの美しい風景の写真に、簡潔な文章の本です。
子どもの頃、TVなどで見て「パリっておしゃれ」と感動したことを思い出します。
特に女の子が見たら、パリに憧れるかもしれません。

ただ、題名にもなっている月が、本物じゃないところががっかりです。