同じ作者の『わたしとなかよし』を読み聞かせしてもらう機会があった時、
読み手の暖かさと本の伝えたいメッセージが素直に伝わってきて、「ああ、絵本って読んでもらうものだなあと」と思いました。
この絵本も一人で読むよりも、やはり読んでもらった方がより暖かさが伝わるように思います。
ハグの暖かさもありますけれど、何かあった時に気持ちごと抱きしめてもらえるというのは嬉しいものだと思います。
母が亡くなった夜、泣きながらこの瞬間に母に抱きしめてもらいたいなあと思いました。
幼い頃には何度母にハグしてもらったのかは覚えていませんが、その感触だけはいつまでも感覚として残るものではないかと思います。
うちの息子の場合は、まだハグできますが、親子でそんな暖かい時間が持てるのもそんなに長いことではないと思うと、
こうして絵本だけでなく、実際の子どもとこうした暖かいやりとりができる時間を大切にしたいなあと思います。