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かむもかまぬも神だのみ めちゃヘンな早口ことば

かむもかまぬも神だのみ めちゃヘンな早口ことば(小学館集英社プロダクション)

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急行「北極号」」 みんなの声

急行「北極号」 作・絵:クリス・ヴァン・オールズバーグ
訳:村上 春樹
出版社:あすなろ書房 あすなろ書房の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2003年11月
ISBN:9784751519998
評価スコア 4.73
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みんなの声 総数 88
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  • 鈴の音はどんな音かな

    • きよぴこさん
    • 30代
    • ママ
    • 栃木県
    • 男の子11歳、男の子9歳

    子供のころは確かにサンタクロースはいると信じていた。
    いつだったかな「サンタクロースはいないんだよ」って言ったのは。
    自分の子供もサンタクロースがいないといったのは幼稚園の時だったから、そのころかな。

    サンタクロースと小人たちがいる街北極点。
    その北極点に子供たちを連れて行ってくれる急行北極号。
    そしてプレゼントの第一号に選ばれるぼく。
    サンタを信じる子供たちにはまるで夢のような出来事ですよね。

    そしてプレゼントに選んだのはトナカイの首についた銀の鈴。
    高価なおもちゃではないところがいいですね。
    ぼくにとって待ち遠しく、そして大切なもの。

    私も幼い時には信じていた大切なもの。
    あのころのまま持ち続けていたら、私も急行北極号に乗れたかもしれない。
    サンタクロースが来るのを心待ちにしていたあのドキドキ感はもう味わうことはないんだな。嘘だとしても信じていたほうが素敵なことってあるんだよね。そしてそれを心から信じることはもっと素敵。


    読み聞かせにも使いました。
    もうサンタクロースなんて信じていない5年生。
    でもこの本を聞いて昔のドキドキ感を少しは思い出してくれたかなぁ。

    ------------
    読み聞かせに使った学年:5年生
    子供の反応:★★★★☆
    所要時間:12分程度

    投稿日:2010/11/24

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    3
  • 好きなんだけどね…

    いや、ほんとに好きなんです。絵も訳も。
    だからおもわず小学校5年生の読み聞かせ会にぶつけてしまいました。
    結果は…最悪。まるっきりの無反応。
    やはり好きな本と集団での読み聞かせ会に適する本て違うんですね〜。いや失敗失敗。
    この本はコドモと1対1で絵のすばらしさや、コトバのうつくしさ、なにより物語の美しさを堪能するのがいいと思います。うちのムスメ2歳ですがすっかりはまっています。ストーリーまで味わうなら小学校中学年くらいから…大人まで!

    投稿日:2004/12/16

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    2
  • 四年生の読み聞かせで使いました

    • くりこきなこさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 男の子7歳、男の子5歳、男の子1歳

    もともと電車好きの長男にと思って購入した本です。
    話は少し長めですが、保育園の年中の頃からよく読んで?と持ってきていました。
    先月、四年生の読み聞かせの担当になったので、季節柄この本を持参して教室に向かいました。一部の子は「映画で見た」という声も聞かれました。興味のない子もいた様子で、教室内は若干ざわつきながらの読み聞かせでした。読む前に、「みんなはサンタクロースを信じてる?」と小学四年生の意識調査をすれば良かったな…ネットで調べると、年少・年中の信じてる率は100パーセント!!だとか笑笑。なんとも微笑ましい結果ですね★

    投稿日:2019/12/18

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    1
  • クリスマスの読み聞かせで

    小学校2年生の読み聞かせボランティア、ちょうどクリスマスイブの朝に当番が回ってきたので、クリスマスネタの絵本にしようと思っていたところに、この本を見つけました。
    『急行「深夜特急」』は翻訳本のせいか、描写が難しいかなと思ったのですが、それがかえって子供たちのイメージを膨らませるいい要素になったような気がします。絵がリアルでとてもきれい。子供たちの前で絵本を開くと、その距離がちょうどよくて、まるで額に入った絵を見るようです。「である調」の少し硬い表現が、何となく凛とした空気を醸し出していました。
    クリスマスのお話かな〜?という子供たちの期待もあったようで、少しざわついた雰囲気の中で読み始めましたが、ページをめくるたびにぐんぐんとみんなが引き込まれていくのを、読みながら感じました。声のトーンを上げたり下げたりしながら読むと、教室はまるで北極点の街のように緊張感が漂いました。
    クリスマスの本ですが、幼稚すぎず、きれいな情景とワクワク感がストンと心に落とし込まれるような絵本です。そして最後は、安心とうれしさが込み上げてくるような…。
    大人が読んでも素敵ですが、きっと心のきれいな子供たちのほうが、感じ方がより鮮明なのかもしれませんね。
    読み終わったあと、子供たちに「みんなには、鈴の音が聞こえるかな?」と、そっと聞いてみたら、コックリとうなずく子が何人かいました。なんだかとても純粋で、うれしくなりました。

    投稿日:2008/12/24

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    1
  • 鈴の音

    • エミミンさん
    • 40代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 男の子12歳、男の子9歳

    クリスマスの時期には読みたくなる一冊です。

    絵は落ち着いたトーンで透明感のなかに
    吸い込まれるような不思議な世界を感じます。

    映画化もされ、子供たちも知ってる子が
    たくさんいますね。

    本読みの会でも表紙をみるなり
    『知ってる』
    『ぼく、持ってる』
    などなど・・・・。

    大きめなサイズで読み聞かせにはとてもお勧めです。
    ラストでは・・・
    鈴の音を『チリン♪』
    で演出したりも楽しいですよ☆

    投稿日:2007/12/07

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    1
  • 小さかった頃の記憶をたどってゆくと、どうやらわたしは初めからサンタは架空の人物として教えられていたように思います。
    大好きだったアニメの主人公の魔法使いの少女は、片手をパチンと鳴らすだけで、簡単にサンタクロースとトナカイを空に飛ばせてしまいましたし、またあるアニメでは、最初から「サンタはいない」という前提のもとに、クリスマス放送分のお話を作っていました。…が、それらを見ても、すんなりと受け入れてしまい、疑問にも思わなかったのでした。

    それでも子どもらしく、「いたらいいな」と思い続けていたらしいのですが、たしかあれは幼稚園のころ。
    家にあった、父の古い歌本を見つけてぱらぱらと眺めていたわたしは、その中に「ママがサンタにキッスした」の歌詞を見つけました。そして、歌詞を読みながら、すべてを悟ってしまったのでした。

    しかし。
    しかし、です。子どもの「信じる力」、そして「願う力」というものには、おとなの想像を超えるものがあります。
    そうやってサンタの真実を知ってしまってからも、なお、わたしはその存在が事実であることを願っていました。
    イブの夜はいつもより早めにベッドに入り、静かに外の気配に耳を澄ませていました。
    何も聞こえなくたって、よかったのです。期待をすることが、楽しかった。
    それだけでこんなにどきどき、うきうきするのだから、もし、万が一、サンタの気配がしたら、どんなにかすばらしいことだろう…そんな気持ちでした。

    息をひそめて外の気配に耳を澄ましていたあのころ。
    少年「ぼく」の姿に、わたしはいつのまにか自分の子ども時代を重ね合わせてしまいました。
    どの子も、きっと信じる気持ちは同じ。願う気持ちも同じ。
    だから、いろいろなものが見えるのです。いろいろなものが聞こえてくるのです。
    少年の耳にはサンタの橇の鈴の音の代わりに「北極号」のしゅうしゅう言う蒸気の音が聞こえ、バレエが上手になりたいと朝な夕な山に星に願う女の子には、山の靴屋がバレエシューズをプレゼントしてくれる(安房直子「うさぎのくれたバレエシューズ」)。

    テニスンの詩のように、「五感をあたため」、自然と、そして目に見えないすべての気配と、折り合いよくやっている子どもには、願いを叶える、言葉では説明のできない不思議な力が宿っているんじゃないかと思われてしまいます。
    ひとことで言い表せるとすれば、「心の豊かさ」とでもなるのでしょうか。
    純粋な。
    何ぴとにも汚すことのできない、絶対的な力を秘めた豊かさ。

    子どもにとって、その「力」を抱き続けることはとても簡単なことなのに、ある時ふと気づと、その力が失せてしまっているのは、いったいどうしたことでしょう。人によっては、力が失せてしまったことに気づかずに過ごしてしまう場合さえあるのです。
    これが「おとなになること」?
    いえいえ、そんなふうに決めつけてしまいたくはありません。
    実際、わたしの知り合いの中には、50歳を過ぎてもちゃあんと鈴の音が聞こえているひとがいます。
    要は、いつでもゆったりと構えて信念を貫き通すことなのかもしれません。
    願えば、「力」は維持できるのです。そして、信じていれば。

    急行「北極号」は、「力」に満ちた子どもたちを乗せて、北極点へと向かいます。そしてそこで、選ばれたひとりの子どもが、サンタクロースから「クリスマスプレゼントの第一号」を手渡されるのです。選ばれた子ども…「ぼく」が希望したプレゼントは、サンタの橇についている銀の鈴でした。
    パステルで描かれた幻想的な光景。北極号の窓から、建物の窓から、そして月夜の山肌から放たれる、神秘的な光の描写。
    あなたにも、鈴の音が聞こえるでしょうか。
    だれであっても、いくつになっても、信じていれば、きっと、聞こえますとも。

    投稿日:2002/09/16

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  • 夢があっていいです

    この絵本、なんとなく似たような映画を見たことがある、そんな気がしました。とても夢があって素敵なお話です。本当にこんなことがあったら、どれほど素敵でしょう。サンタクロースを信じる気持ちが強くなる、そんな素敵なお話です。

    投稿日:2024/11/24

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  • 小さな銀の鈴

    村上春樹さんにはたくさんの翻訳本もあります。そのなかにはクリスマス関連の本も数多くあって、この絵本もそのひとつです。
     原作はアメリカで1986年に出版されたもので、原作者であるオールズバークの絵本はこの本のほかにも村上春樹さんの訳で読むことができます。

     物語はクリスマス・イブの真夜中。一人の少年がサンタのやってくるのを待っています。友達はサンタなんていないって言いますが、彼はそんなことはないと思っています。
     そんな少年の前に現れたのが、急行「北極号」です。なんと堂々とした車両でしょう。彼は急行「北極号」に乗って、遠くサンタに逢いにでかけます。もちろん、少年はサンタと出逢うことができます。だって、彼はサンタがいることを信じていたのですから。
     それどころか、サンタから特別に贈り物を、それはトナカイのソリについている小さな銀の鈴でしたが、もらいます。でも、この鈴の音はお父さんにもお母さんにも聞こえません。サンタクロースを信じている人にしか聞こえない鈴なのです。

     教訓めいているかもしれません。子供じみているかもしれません。それでも、オールズバークの絵はそのことを詩的に描くことで、温かなクリスマス絵本に仕立てあげました。こんな絵本を贈り物にもらえたらどんなにうれしいでしょう。
     信じるということ。それはクリスマスだけにかぎらず、日常のさまざまな場面で大切なことです。ところが、その大切さを私たちは忘れがちです。子供だった頃にサンタクロースの存在を信じたように、おとなになってもそれを思い出すこと。
     絵本は子供だけのものではありません。村上春樹さんという人気作家の手を借りて、たくさんのおとなたちに読まれることも悪いことではないでしょう。

     あなたには、まだ少年の銀の鈴の音が聞こえますか。

    投稿日:2022/12/25

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  • クリスマス、不朽の名作。

    絵本、映画、小説…クリスマスを描いた作品は無数にあり、どれも素敵なのだけれど、オールズバーグさんのこの一冊は、特に素晴らしい。

    クリスマス・イヴの夜、サンタの鈴の音を待つ主人公の前に現れたのは、そりではなくて、蒸気機関車。パジャマ姿の子ども達を乗せた機関車は、一路、北極を目指します。クリスマス・イヴの冒険です。そして、終点の北極点で待っていたのは…?

    村上春樹さんの、はぎれのよい日本語訳が心地よく、できれば、オールズバーグさんの絵を見ながら、誰かに読み聞かせてもらいたくなります。

    込められたメッセージは、「サンタさんはいるのか?」という永遠の問いに対する、1つの答えかもしれず、そうだとしたら、とても心地よい答えだと思います。

    大人にも、子どもにも、ずっと伝えていきたい一冊です。

    投稿日:2021/12/10

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  • 幻想的です

    クリスマスの夜に、不思議な冒険をする少年。絵がとても綺麗で、迫力があります。お話は、宮澤賢治の銀河鉄道の夜も少し思い出す。銀河鉄道のクリスマス版。でも主人公はちゃんと帰ってきますが…。映画化もされていましたね。

    投稿日:2021/12/03

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