主人公のれいちゃんの揺れる心から目が離せませんでした。
悲しみのどん底から 怒りの頂点へ…
れいちゃんのちっちやな胸に収まりきらなくなり
爆発してしまった感情。
一瞬の自分の行動に
大きな後悔・懺悔の気持ちがあふれ出るあたりが
とっても読み応えがあります。
どんな理由があっても
感情にまかせてとってしまった行動が
想像もしない結果をもたらすこともある…という事を
子供たちに感じさせてくれる絵本だと思いました。
また れいちゃんが
ピピッチとの想い出を語るページでは
動物と暮らす事がどれほど魅力的か
よく伝わってきました。
でも 動物を飼ったら
大抵は死を見届けることになる…
そんな覚悟を感じさせてくれるお話でもありました。