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うごいちゃ だめ!」 みんなの声

うごいちゃ だめ! 作:エリカ・シルヴァマン
絵:S.D. シンドラー
訳:せな あいこ
出版社:アスラン書房
税込価格:\1,650
発行日:1996年03月
ISBN:9784900656147
評価スコア 4.83
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みんなの声 総数 57
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57件見つかりました

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  • かちん!

    • 桂はなさん
    • 30代
    • せんせい
    • 千葉県

    ざわついている子どもたちに、鋭い声で「うごいちゃだめ!」と叫ぶと、みんなピタッととまって、こちらをうかがいます。
    そこでこの本を取り出し、「と、いう本を読みます」と言ってはじめてます。

    アヒルとガチョウの意地の張り合いがくすくす笑い、「うごいたらまけ」競争がはじまって、カラスやウサギにたかられるアヒルたちに爆笑。
    きつねにつかまってハラハラ。結末にホッとして終わります。

    低学年では、必ず、読み終わった後も、固まって、つつかれるまで動かない子が何人かいます。

    投稿日:2010/12/23

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    8
  • どうぞうみたい!

     この本は、とてもおもしろい本だと思いました。
    だって、あひるは、「あたしって なんて およぐのが じょうずなのかしら」って、自分で自分をほめていたからです。

     あひるとがちょうは、「うごいたらまけ」きょうそうをしました。
    その時、私は、すごいな、と思いました。

     私だったら、自分のまわりに、はちがぶんぶん飛んでいたら、
    わあ〜ってにげちゃうけど、がちょうとあひるは、どうぞうみたいに、
    羽1本もぞもぞさせなかったからです。

     あと、自分の背中でうさぎがすべり台がわりにしてあそんでいたら、私だったら「やめて」って言って、うさぎをはらいのけちゃうけど、
    がちょうとあひるは、ぴくりともうごかなくて、ぶつぞうみたいだったのがおもしろかったです。

     きつねは、あひるとがちょうがぴくりともうごかなかったから、
    しんじゃったと思って、ふくろに入れて、おりょうりにしようって言ったとき、私はどきどき、そわそわしてしまいました。
    でも、あひるとがちょうは、うごかなくて、私は、心の中で、
    「早くにげて! 早くにげて!」とさけんでしまいました。

     それで、とうとう、あひるは、がちょうのために、きつねのはなさきにかみつきました。
    私は、ほっとむねをなでおろしました。

     けっきょく、「うごいたらまけ」きょうそうの本当のチャンピオンは、きまらなかったので、私は、ガーンとなったけど、2人が友だちになったので、よかったな、と思いました。

    投稿日:2012/02/21

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    2
  • 読んでいると一緒に硬直してしまいそうです

    ある読み聞かせの会で、大先輩に薦められて手にして、二男と二人すっごく気に入ってしまった絵本です。

    出版社もあまりなじみのある会社ではないため、図書館にも大手の書店にも置いてなくて、お取り寄せしました。

    あひるとがちょうの自慢比べから、「うごいたら負け競争」、うごかないでいられたほうがチャンピオンということになり、どんな困難?がやってきても動かなくなってしまった2羽・・・。

    邪魔が入るたびに読んでるこっちがもぞもぞしてしまいそうになる中、シャキーンとなった2羽の絵がまたこちらの背筋もシャキンとさせます。
    絵柄がとてもお話に合っていて、緊張感を誘うなと思いました。

    最終的には2羽の友情物語なわけですが、結構ハラハラドキドキして、小さな子から大きな子、いや大人でもOKな絵本だと思います♪

    早速小学校、中学校の読み聞かせで読んでみたいと思います!

    投稿日:2013/04/12

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    1
  • 勇気を振り絞って負けたアヒル

    少し4歳には多い文字数かなとは思いますが、
    お話は簡単なので、息子も十分理解できたようです。
    おおかみが「どちらにしようかな・・」というところで
    息子は一生懸命、首を振っていました(笑)

    うごいちゃだめ競争ですから、
    もちろんうごいちゃ負けなんですけど、このアヒル。
    お友達を救うために、どれだけの勇気を振り絞って動いたことでしょう。

    アヒルやガチョウにとっておおかみはきっと
    それはそれは怖い存在で、しかも真剣勝負中で
    ガチョウが先に負けて(動いて)逃げ出すかもしれないのに

    このときのアヒルには勝負もプライドもなく
    ただただお友達を助けたかっただけなんじゃないでしょうか。

    最後にお互いに「君の方が勝ちだよ」と負けを認めあうのも素敵。
    いつか息子にも、こんなお友達ができるといいな〜

    お友達ができる年頃になったら再読したいです。

    投稿日:2012/02/10

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    1
  • みんな、ぴたっ

    低学年によみきかせしました。
    ざわざわして落ち着かないときも、表紙を見せて「うごいちゃだめ!」で、みんなぴたっと止まります(笑)一瞬ですけどね。

    ほんとうのチャンピオンを決めるため「うごいたらまけ」きょうそうを始めたあひるさんとがちょうさん。
    どんな邪魔が入っても置物のように動かない二羽の勝負に子どもたちも興味しんしん。
    邪魔が入るくりかえしのパターンにちょっと飽きた子も出てくるころ、きつねが登場!で、みんな一気に緊張。
    ハラハラドキドキでラストまで、ひっぱります。
    最後は「ほっ」でめでたしめでたし。

    お友達同士で競争したり張り合うこともあるだろうし、子どもたちもお話の中に入りやすかったみたいです。

    それにしても、きつねの穴に連れて行かれても、まだ動かないあひるとがちょうって…。
    そんなことしてる場合か!と心の中で突っ込みながらも、あひるさんの葛藤はとってもリアルで共感してしまいます。
    意地になってるし、自分からやめるのは勇気いるよね。
    だからやっぱりあひるさんはほんとうのチャンピオンなんですね。

    絵も大好きです。

    投稿日:2010/12/12

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    1
  • 真のチャンピオンには、何が必要か

     息子が4歳の頃出会った作品です。
     一読して、恐がりな息子にはまだ早いかなと思い手を引っ込めました。
     図書館で、再会して借りてきました。
     11歳の息子には、今度は遅すぎた感がありましたが、パラパラと捲ったあと、読んで「怖〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」って第一声。
     台所で、『やっぱり恐がりは変わっていない』とニヤッとしてしまいました。

     あひるとがちょうの比べっこのおはなしです。
     泳ぎや飛ぶ高さを競っても決着がつかず、“うごいたら まけ 競争”を。
     なんで?と思いながらも面白い競争だと読み進めました。

     風が吹いてきたあたりで大笑い。
     その後の展開は、さあさあどこまで我慢できるの?って緊張しながらも読みました。

     真のチャンピオンには、何が必要か教えてくれてますね。

    投稿日:2010/05/18

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    1
  • 真剣勝負!

    なにを勘違いしたものか、静かな絵本は嫌だとなかなか持って来てくれない娘。
    しびれを切らして読んだら、なんのことはない面白おかしくて、最後はハハハッ!と乾いた笑いを漏らしていました。

    大人はだいたい先が読めるのですが、子供は息を詰めて聞いていました。
    ちょっと「魔女の宅急便」のジジを思い出しました。
    真剣勝負もここまでくると滑稽です。でも子供の真剣勝負って、こんなですよね。リアル。
    そして最後の思い合いもさりげなくて、友達関係がややこしくなる3年生頃からもいいなぁと思いました。
    きれいなのに滑稽な絵がすごくツボでした。

    投稿日:2009/06/28

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    1
  • 勝負か友情か

    がちょうとあひるが、手に汗握る“うごいちゃ、だめ”競争を始めます。お互いに負けず嫌いなので、だんだんと危険な状態に陥ってしまいます。そんな状況でも、勝ちたいために動けない。ハラハラドキドキさせられます。
    ラストでは、がちょうとあひるにとって、もう勝敗なんて気にならなくなっているのでしょう。意地を張って勝負に勝つことより、大切なものがあることに気づいたのでしょう。
    「本当のチャンピオン」とは、技や勇気だけではなく、相手を思いやる気持ちも持っていなくちゃダメ。
    子供達にも、ぜひこの気持ちを持ってもらいたいと思います。楽しみながら、理解できる本ではないでしょうか?
    表情豊かな登場動物達の絵も楽しい本です。

    投稿日:2008/12/08

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  • 負けず嫌いな子に!

    • ケイオーさん
    • 40代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 男の子9歳、女の子6歳

    3年生読み聞かせ

    負けず嫌いもここまで来たら大変。でも結果的に負けたあひるさんも、「ほんとのチャンピオンはきみじゃないかとおもうんだ」と言ったがちょうさんも、どちらも素敵。

    何が起こっても動かない二匹の顔がひょうひょうとしていて、とてもおもしろい。

    はじめはかるく始まったうごいちゃだめ競争、きつねに捕まった頃から、心なしか子どもたちもうごかなくなっていくような・・・。
    読み終わった後に、「うごいたらだめ競争開始!」と発言があったのは、うれしい反応でした。

    9分ちょっと

    投稿日:2024/02/21

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    0
  • 読み聞かせのてっぱん

    小学2年生3クラスで読み聞かせに使いました。
    たいへんたいへん好評で、子供たちの満足した顔が印象的でした。

    最初はたわいもない競争から始まり、アヒルの大げさな夢想に子供たちはワクワクしていた様子でしたが、一転キツネに襲われシリアスな展開になる辺りからハラハラドキドキし始め、最後はほっとして終わる。
    子供たちにとっては、このハラハラドキドキ感が新鮮だったようで、担任の先生までハラハラドキドキしたとおっしゃっていました。

    絵もとても美しく、全体の完成度が高い絵本だと思います。
    この物語をよどみなく伝えるために、珍しく何度も練習して
    挑みました。

    しばらくの間、子供たちの中で「うごいちゃダメ」がはやりそうです。

    投稿日:2023/10/27

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