「のびる じどうしゃ」 みんなの声

「『のびる自動車』って何だろう？」と思いながら読みはじめたところ、想像もしていなかったところがのびたり、想像以上にたくさんの「のびる自動車」があったりと驚きの連続の絵本でした。ちょっとした感動を味わえる絵本だったと思います。

かがくのとも絵本。
不思議な題名です。
どういうことでしょう？
作業のニーズに合わせた「伸びる」機能を搭載した自動車が登場します。
大人の私ですら初見のものがあり、見ごたえがありました。
メジャーなはしご車は思いつきますが、他には？
運転席が移動したり、荷台がリフト式だったり。
遮音壁背面点検車なんて、ミッションに忠実に設計されていてすごいです。
まさに、様々な知恵の集結した姿を見ました。
幼稚園児くらいから、考え抜かれた機能を目撃してほしいです。

働く車が好きな幼児期のお子さんたちには、とても楽しい絵本ではないでしょうか。
イラストもリアルに丁寧に描かれている印象を持ちました。
「のびるじどうしゃ」ってどんなのがあるかな？と題名からも興味を抱きますね。

タイトルに惹かれて、手に取りました。
消防車やハンドリング車、クレーン車など、いろいろなのびる車が紹介されています。
車の名前や、のび方、働き方がわかって、大人が読んでも楽しいです。
飛行場で働くハイリフトローダーは、飛行機の荷台に荷物を積み込む時に活躍するとのこと。
なんだか実際に見てみたくなりました。
働く車は、いつ見てもかっこいいです。