「おはなしSDGs 気候変動に具体的な対策を ツリーハウスの風」 みんなの声

地球温暖化と異常気象の発生を考える本ではあります。
その意味では説得力を持ったお話ですが、できたばかりのツリーハウスで台風を乗り越えるという冒険心には、あまり賛同できません。
災害被害が頻繁に起きるようなところまで、環境に脅威を感じることになった今、あまり刺激のない描き方もあったように思います。
それだけインパクトのある作品です。

物語から、SDGsについて考えさせられるシリーズ児童書です。
今回は気候変動についてです。
子供たちもどこか憧れを抱くツリーハウスも出てくるので、ワクワク感も感じられますが、危機も痛感します。
近年、猛暑や豪雨や豪雪、これらも温暖化の影響のようですね。
そんな温暖化を作り出してしまったの人間。
どうにかしないとですよね。

小学５年生の従兄同士が、祖父がこっそり作り上げたツリーハウスに招待されて･･･
始めの方は結構物語的な内容で進んでいくのですが、途中から気候変動の話がどんどん登場します。
おじいちゃんが孫達に教えるという体裁をとっていますが、ちょっと説明的な感じがして、子供には読みにくいかなぁ、途中で興味を失う子が出そうだなぁという感じがしました。

気候について考える内容としては、筋道がしっかりしていて、分かりやすいと思いました。