話題
ちょうおもしろい

ちょうおもしろい(フレーベル館)

超おもしろい、腸の世界を探検しよう!

  • 笑える
  • 学べる

オサム」 みんなの声

オサム 作:谷川 俊太郎
絵:あべ 弘士
出版社:童話屋
税込価格:\1,980
発行日:2021年03月23日
ISBN:9784887471429
評価スコア 4.5
評価ランキング 8,928
みんなの声 総数 3
  • この絵本のレビューを書く

立場で選ぶ

並び替え

3件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 次の10件 最後のページ
  • 絵は言葉から生まれる翼

    この絵本のおしまいに、谷川俊太郎さんの「ぼくのゆめ」という詩が載っています。
     大きくなったら何になりたいと大人の人が訊けば、「いいひとになりたい」と答えるという、そんなはじまりの詩です。
     なかほどに「えらくならなくていい/かねもちにならなくていい/いいひとになるのが ぼくのゆめ」という一節が出てきます。
     そうなんだ、この絵本の「オサム」はゴリラの名前ではないんだ。
     きっと谷川さんは「いいひと」の代名詞として「オサム」を使ったのだ。
     そんなことを思いました。

     出版社さんからの案内に谷川さんが「いいひと」を「コトバに書くのはむずかしいので絵で描いてほしい」と話されていたとあります。
     絵を描いたあべ弘士さんにとっての「いいひと」は、ゴリラだったのです。
     なので、谷川さんの「オサム」という詩に、どんな絵を描いてもいいのです。
     まずは、真っ白な画用紙をさしあげましょう。
     クレヨンでも色鉛筆でも構いません。
     谷川さんの「オサム」に絵を描いてみましょう。
     それがきっと読者の考える「いいひと」なんだと思います。
     それは、もしかしたら学校のともだちかもしれないし、おとうさんやおかあさんかもしれない。

     詩は自由だし、絵は言葉から生まれる翼です。
     そんなことを考えた、絵本です。

    投稿日:2021/09/26

    参考になりました
    感謝
    1
  • ぼくのゆめ

    表紙の、あべ弘士さんの描くゴリラがとても魅力的だったので、読みたいと思いました。
    谷川俊太郎さんの詩に、あべ弘士さんのイラストが添えられています。
    「ぼくのゆめ」という詩の中にある「いいひと」を絵にしたら、ゴリラになったのだそうです。
    「えらくならなくていい かねもちにならなくていい いいひとになるのがぼくのゆめ」だなんて、とても素敵です。
    大人向けな絵本かもしれません。

    投稿日:2023/06/24

    参考になりました
    感謝
    0
  • オサムの生き方

    絵本の最後に「ぼくのゆめ」という谷川俊太郎の詩が載っています。
    良い人になりたいという、何とも素朴な夢です。
    偉くならなくてもいい、金持ちにならなくてもいい、でっかい夢でなくてもいい、それらのことが、良い人との対極に位置して思えるのでしょう。

    そして、今自分は考えます。
    自分は「良い人」だろうか?
    良い人のつもりでいるけど、悪い人の部分も持ってしまいました。

    そう思って、肝心な絵本の部分を読み直すと、オサムはなんとも良い人なのです。
    自分の良い人の部分を集めると、オサムになれるのかもしれません。
    憧れの存在です。
    僕の夢だったような気がします。

    大人として読むと、1ページ1ページの言葉が響いてくる絵本です。

    投稿日:2021/10/07

    参考になりました
    感謝
    0

3件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 次の10件 最後のページ

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

この作品にレビューを投稿された方は、こんな作品にも投稿しています

はらぺこあおむし / しろくまちゃんのほっとけーき / きんぎょがにげた / いないいないばあ / もこ もこもこ / だるまさんが

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ



絵本ナビがこの冬イチオシ! 『一年一組せんせいあのね こどものつぶやきセレクション』レビュー大募集

みんなの声(3人)

絵本の評価(4.5)


全ページためしよみ
年齢別絵本セット