「こびとのおうち」 みんなの声

ゆるくて、ちょっと不思議な雰囲気のイラストに惹かれ、手に取りました。
こびととりすが旅をしていてどんぐりを見つけます。二人はそれをおうちに変身させます。
それからも、見つけた積み木やラムネや本を、ドンドン心地よいお家にしていって……。
こびととりすと一緒に、旅したりおうちでゆっくりしている気分になれました。
大人にもおすすめです。

こびととりすが旅をしながらおうちを作っていきます。どのおうちもかわいくて楽しそうです。娘はページをめくりながらも何度も前に戻って絵を確認したりしながら読み進めていました。じっくりと絵を楽しむ絵本だなと感じました。ミニチュアやお人形遊びが好きな子は好きな世界だと思います。

こびととりすが、旅の途中で見つけた物で家づくりをしながら旅を続けます。
どの家も魅力的ですが、とくに積み木の家と本の家と温泉が素敵でした。
おうちの中に入ってみたいです。
最後のページは種明かしだったのかな？
帰宅した時に郵便受けにあった大量の手紙、裏表紙で読んでいましたが、誰からの手紙でしょうね。
文章は少ないので、じっくりと絵を楽しむ絵本だと思います。

出会ったものをなんでもお家にしてしまう、こびととりすの旅物語。
どんぐり、ラムネのびん、積み木、いちごのプランターなど、えっ、こんなものが！？という意外なものがお家になるのが面白い。
絵が日本画というのにも驚きです。
鬼頭祈さん初めての絵本とのこと、これからのご活躍が楽しみです。