表紙絵がとにかく可愛かった!
開いて驚き、え〜、ネズミさんだったの〜!
それも、主人公ハニーのベビーシッターさんなんですって。
彼の名はネズおじさん。
そのキャラクターのユニークさというか可愛らしさに参りました。
子どもたちが絵本を読んでもらうことを好むのは、お話を好きということもあるでしょうが、読んでくれる人の時間を独占できるというか、時間を共有できる“幸せなひと時”だからではないでしょうか。
このネズおじさんは、そういう意味でしっかりハニーと時間をすべて共にしています。
親でもこうは行かないというくらい徹底して、ハニーだけを見つめ続けています。
たとえそれがネズミであろうとも、小さい読者さんたちは羨ましい思いをもってこの作品を読むことでしょう。
この作品は、作者が娘さんたちに向けて書いたものだそうですが、このお話を初めて聞いた娘さんたちは、きっと身を乗り出してママのお話に聞き入っていたことでしょうね。