麦わら帽子が大好きなまいちゃんは、お散歩中、風に帽子を持って行かれてしまいました。
まいちゃんが泣きべそをかきながら探していると、ハトがやってきました。
事情を聞いたハトは、
「それなら わたしの せなかに おのりなさい」
と言い、小さくなったまいちゃんを背中に乗せました。
行った先は、ことりのデパートでした。
小鳥たちの綺麗な姿は、ことりのデパートでの努力の賜物だったのですね。
普段見かける小鳥たちの美しさに、得心がいきました。
まいちゃんはデパートで麦わら帽子のことを忘れかけていたみたいでしたが、最終的に取り戻すことができて良かったですね。
色々な行動が子どもらしくて、好感を抱きました。
失くしものをしやすいお子さんたちに好かれそうな、優しい文章と色彩の絵本です。