「まるがいいっ」 みんなの声

「二番目の悪者」のコンビによる、第３弾！！
心して読みました。

どうやら、「まる」が大流行な世の中で
なんでもなんでも「まる」だったのに
「まる」の不都合なところが発覚し
三角へとシフトしていく・・・・。

世の中は、こんなものなのかもしれません。

とってもとっても深い、ラストの「ＥＮＤＬＥＳＳ」が
容易く続きを物語ります・・・。

大人目線の方が、いろんな楽しみ方ができそう（＃＾＾＃）

世の中の流行りすたりを、皮肉に表現しているような絵本でした。

みんながかわいいと言えば、最初はそんなに思ってなくても、次第にかわいく見えてきますものね。

絵本の流行りすたりは極端ですが、
「分かる分かる」
と思いながら読みました。

丸の次は三角、三角の次は四角。
四角の次は、なんでしょうね？
星型だったりして。

『二番目の悪者』、『せかいいちのいちご』の林木林さん庄野ナホコさんコンビの作品ということで、興味を持ちました。
動物たちの住む世界で流行中の「まる」。食べ物もファッションも、住む家もインテリアも、なんでも「まる」です。みんな便乗して、丸い商品を売りまくっています。
でも、流行は変わっていくもので……。
庄野ナホコさんのイラストは、今回もとてもステキでした。

だれが言い出したのか　わからないけれど、　とにかく　みんな　まるが　すき動物たちが　みんな丸にあこがれて　まるカット

満月の　にじゅう○みたのかな？
まるいバナナ？　ダンゴムシライト
でもね・・・　何でもまるいのがいいとは　誰が言ったのかな？
○の人気は転がり落ちて-さんかくにはやりが変わったんです
フフフ・・・
なんだか流行に踊らされてみんな　笑えるね〜
さんかくの流行のお次は（三角ラーメン・　▽トイレットペーパー？？　
お次の流行は「しかく」　ですかね？

このはやり　流行って何でしょうね　みんな　みぎへ倣えって　群集心理かな〜
　
作者の　林　木林さんの哲学？　絵本にするのがおもしろい

４歳息子、６歳娘と読みましたが、ちょっと大人向けだったかな？という感じでした。流行りに流されて、、、SNSなどの情報に翻弄される人間たちのようでした。最後にまる、さんかく、ときて、四角の準備をしているところが面白かったです。

「いい」ではありません。
「いいっ」という、このニュアンスが暗示的です。
どうやら、みんな「まる」が好きな世界が描かれます。
「まる」の形のものにはまるみんなの姿がすごいです。
でも、「まる」にも欠点はある訳で。
あっけなく「さんかく」、「しかく」に移る様まで、まさに寓話です。
「エンドレス」という結句が、とてもシニカルに響きます。
小学生くらいから大人まで、流行の本質を考えさせてくれるのではないでしょうか。

まるは美しくていい、まるはかわいくていい、と丸い形が流行するお話です。

あらゆる物が丸い形になり、動物たちはその流行にのっていきますが、丸だからこそ困ってしまうことも出てきました。
するとある時、三角がいい！と三角が流行り始めます。

こうやって流行が作られていくんだろうなということが分かる絵本でした。
一度は子ども達に読み聞かせてあげたいオススメの一冊です☆

林さんも庄野さんも好きなので、読んでみました。いろんなまるが大流行している世界。素敵な絵で描かれた、いろんなまるにワクワク。そして、そこから先は…なるほど…。流行って、そんな感じよねと、ちょっぴり考えさせられる内容でした。