上の子(娘)が2歳の時に、とても重宝した一冊です。
それまでは絵本の選び方も、上手な読み聞かせのコツも、年齢・成長にあった絵本の選び方もさっぱりわからなかった私。その時の娘には難しすぎる絵本(例えば昔話は2歳児には理解できかなった、など)を読んで興味をもってもらえず落ち込んだり、読もうとすると勝手にページをめくって遊んでしまう娘に困り果てたり・・・と連戦連敗状態でした。
そんな時に手に取ったこの一冊に、たいへん助けられました。
この本の良さは、「まるちゃん、どこ?」と大人が投げかけて、子供がそれに応えて一緒に探す、というプロセスがあるところ。一方的に大人が読んであげるよりも、子供が能動的に参加できるので、より興味を持たせやすいようなのです。
また、子供は絵本に興味があるほど、「これってどうなってるの?」と自分でどんどんページをめくりたがります。いまになって振り返ると、それは絵本に魅力を感じてくれている証拠で決して悪いことではないとわかるのですが、当時は自分の読み方が悪いのか?子供は絵本の読み聞かせに興味が無いのかと困り果てました。が、この本は1ページあたりの文が少なく、子供が聞くことに飽きる前に一緒にまるちゃん探しに移れるため、勝手にページをめくられなくて済む!
そして、この本の読み聞かせを通じて、子どもも「勝手にページをめくらないでママに読んでもらうと、面白いお話が聞けるんだ」ということに気付き、その後、普通の読み聞かせをしていく導入になってくれました。
当時の私と同じことで悩んでおられる方には、こちらのまるちゃんシリーズや、五味太郎さんの「かくしたのだあれ」や「たべたのだあれ」は、とてもお勧めです!