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かむもかまぬも神だのみ めちゃヘンな早口ことば

かむもかまぬも神だのみ めちゃヘンな早口ことば(小学館集英社プロダクション)

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お月お星」 みんなの声

お月お星 絵:浅倉 摂
語り:鈴木 サツ
出版社:瑞雲舎 瑞雲舎の特集ページがあります!
税込価格:\1,388
発行日:1995年2月6日
ISBN:9784916016027
評価スコア 4.6
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  • 恐ろしい継母

    日本の昔話というと、大抵読んだことがあるというようなものが多いのですが、これは初めてでした。

    継母が継子をうとんじるというお話は古今東西ありますし、不思議ではないのかもしれませんが、

    この継母、結構恐ろしかったです。

    海外の昔話だと、継母にいじめられている子が、姉あるいは妹のどちらかがいじめられていても、いじめられていない子は知らん顔をしているか一緒にいじめるようなものが多いのですが、このお話かはそこが違っており、

    そこが日本的かどうかはわかりませんが、お星の優しさを感じました。

    昔話の場合は、継母としてあっても実は実母であったという昔話の深層もよく聞きます。

    気性の合わない子どもを育てる親側の苦労や、親の業を感じました。

    誰しもこうした激情を心の中に抱えて、普段は表に出さないだけなのかもしれません。

    語りを絵本にしたもので、読み聞かせは難しかったです。

    ボランティア仲間で、この話のCDを聞いたことがあるという方がいたので、その方に最初のくだりだけイントネーションを教えてもらいました。

    少し練習して息子に読み聞かせしてみましたが、難しかったらしく、私が今の日本語に直して補足しながら読み聞かせをする格好になりました。

    本物の語りで聞いてみたいお話だと思います。

    継子ものではありますが、最後はほっとする終わり方であったのが救われました。

    投稿日:2010/10/31

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    2
  • シリーズ1作目!大正2年の遠野の地図付

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子20歳、女の子16歳

    遠野の昔話の語り手:鈴木サツさんの日本の昔話「読み聞かせ絵本シリーズ」第1巻です!
    このシリーズは5巻まで出ていますが、
    編集された昔話の中で、たぶんこの『お月お星』が1番メジャーではないと思います。(知ってるという方いますか?)
    また、第1作目だったこともあるのか、本の見返し部分には、大正2年当時の上閉伊郡(かみへいぐん)当時の岩手県遠野町を含む郡の地図が載っています。
    こういう資料って、貴重ですよね〜。

    さて、本編の『お月お星』ですが、半年近くも箱の中で生きてるとか、見えなくなった目が涙で見えるようになったりっていう神業的な不思議に、
    ありえない〜」と、思う人もいるかもしれませんが、人の業の悲しさと温かさを感じずにはいられない、素敵な話だと思います。

    物語の面白さとしては、前半部分は悪人色の強い継母の、そのアクティブな動きにも注目してください。
    昔の女の人って、こんなに簡単に梁の上とか登ったんでしょうかね?
    しかも槍持ってるし!
    姉想いの妹“お星”も注目してほしいです。ほんとに優しいいい子なんです。うちの子たちも、こんなきょうだい想いに育ってほしいなぁとしみじみ思います。
    とても素敵なシリーズです。遠野の昔話に興味のある人は是非1度、読んでみてください。

    投稿日:2016/05/28

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    1
  • このお話は 鈴木サツさんの語りで お話を絵本にされました
    しかも 大正時代の話で お月とお星仲の良い 姉妹
    お母さんが早く死んで 再婚したお母さんは お月には継母
    妹のお星をかわいがり いじめる
    こんな話は 実際いっぱいあったでしょうね
    そんな 継母のいじわるさ!  それでも お星はなんと優しい子なんでしょう

    外国のお話とは ちょっと違うんです
    語りが 方言で非常に 読むのが難しいけれど もしも 鈴木サツさんの語りで このお話が聞けたら どんなにいいでしょう
    そして 涙なしには聞けない話です

    人間は 時には鬼のように怖いところもありますが 反省する
    自分の罪を 償おうとすることで その罪が 許されることがあるのかな〜
    裏表紙のけしの花に 救われる気がしました
    読んであげるには ちょっと 私には 難しい方言です

    投稿日:2020/12/07

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  • 哀しい継母物語

    鈴木サツさんの語りが、胸を締め付けるように迫ってくるようなお話です。
    外国の絵本では、新しい母親の継子いじめは見慣れているのですが、陰湿な日本版には、やりきれなささえ感じました。
    一方でお月とお星の姉妹愛のきらめきはなぜでしょう。
    よくぞハッピーエンドに持って行けたと思われる、危機ばかりのお話ですが、最後に心洗われるような気がしました。
    耳慣れない言葉が多いだけに、自分では読み聞かせできそうにありませんが、鈴木サツさんの語りを聞きたいと思いました。

    投稿日:2017/09/12

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