プロペラ複葉機「金のカモメ号」で大西洋横断、パリを目指した飛行士フレディだったが、燃料切れで飛行機は墜落。パラシュートで脱出したものの木に引っ掛かってしまった。スリルある話のはずが、とぼけたキャラクターでお笑い系の絵本でした。
フレディを助けた農家の夫婦、ソフィーとアルバート。まだ飛行機が生まれて間もないころだから、珍しくてたまらない。
フレディはフレディで農作業を手伝うものの、まったく役に立たない。もらった「自転車」でパリにたどりついたら英雄に。
そして、今度はグレードアップした単葉機「銀の白鳥号」で世界一周に。またアルプスで遭難するんだけれど、つぎはぎだらけの「金のカモメ号」に助けられる。
ストーリーは単純ですが、実写版の映画にしたらたまらない内容です。
実在する新聞「ニューヨーク・ワールド」「インターナショナル・ヘラルド・トリビューン」の紙面を登場させたり、世界各地の風景を入れたり、楽しい絵本です。