9歳息子の誕生日に3冊シリーズで購入しました。
表題の「白いぼうし」は私が小学生の頃から現在も、国語の教科書に載っている超有名なお話です。
この本には「白いぼうし」と同じような素敵なお話が8話載っています。くすっと笑えるお話、ちょっと怖いお話、ほんわか可愛いお話、戦争の切ないお話もあります。
正直に言うと、息子は冒険ものが好きで、こういったファンタジー系のお話はあまり好みではありませんでした。
そう、この本は何より私自身が読みたかった本であり、ずっと欲しかった本でした。それが今、我が家の本棚に並んでいるということに幸せを感じています。
終わりの解説に、あまんさんのファンタジーには日本独特の、宮沢賢治の作品にも似た感性が息づいているとあり、なるほどと思いました。
外国のファンタジー作品には無い不思議な魅力を持った「白いぼうし」、これからも多くの子どもたちに読み継がれることでしょう。