二年生になったラモーナのお話です。
息子も同じ二年生なのでタイムリーかなあと思いました。
でも、息子はどちらかというと少しばかり落ち着いてきたラモーナよりも、小さい時のはちゃめちゃぶりの方が好きみたいです。
ヘンリーくんシリーズが陽気なのに対して、ラモーナの成長シリーズはどちらというか、トーンが暗めな気がします。
女の子と男の子という違いだけでなく、ラモーナの家庭の変化が大きいからです。
お父さんの突然失職から話が始まったこともあり、家の中にピリピリしたものがあるからです。
すべての家庭がそうではないと思いますが、日本の今の社会情勢と似たところもあるように感じられました。
ただ、全編にわたって暗いわけではなく、希望のある終わり方だし、家族の温かさも感じられてよかったです。
作者のクレアリーが、ラモーナのことを愛して書いているのが伝わってきます。