2歳5ヶ月の息子に読んでやりました。汽車が好きなので、この本をと思いました。最初は絵がとてもどぎつく見え、どうしようと思ったのですが、ストーリー自体は主人公がおばあちゃんちに行くのに電車?汽車?にのったときのお話。お弁当のおかずを交換したり、と車内の様子も2歳でも十分理解できるストーリーだからか、とても気に入っていました。私も何度も読んでやりましたが、本人もひとりで何度も読んでいました。
これは大人じゃないとわかりにくいかもしれませんが、この「汽車」というのはどうも夢か魔法の世界のお話で、実際には「電車」に乗っていたみたいです。その証拠に、車内のお客さんがすべて動物ですが、それぞれの持ち物や特徴を一番最後のおばあちゃんと再開したときのページと比べると、実は「電車」に乗ってやってきていることがわかるというからくりです。真向かいに座っていたクマさんはホームに下りた大柄の人、などです。結構細かい細工が施されています。
こういうしかけまで理解できるのはもう少し時間がかかりそうですが、そうでなくても「おもしろい」とひきつけられる要素はたくさんあるみたいですよ。