「ぼくって、ステキ？」 みんなの声

ステキな勘違いでした。
でも、ちょっとした思い違いで、胸をときめかせた時があったことを思い出しました。
いきなり「ステキ」なんて言われたら、舞いあがってしまいますよね。
反対にネガティブな言葉を思い違いしてしまったら、思い切り落ち込んでしまうに違いありません。
何がステキなのか、思わせぶりな言い方の怖さを感じつつ、自意識についても考えたりしてしまいました。
でも、相手が桜なら仕方ないですね。

となりの席の女の子の「すてき」という言葉に
自分のことを言われたと勘違いして、
ずっと妄想していく男の子。

読んでいて、昔こんな勘違いを何度もしてきた私は
恥ずかしくなったり、懐かしい感情に切なくなったり
同じようにムズムズしました。

思春期の息子たちはこんな感情を
日々感じながら過ごしているのでしょうか。
読んだときあまり反応はなかったけど、
内心どうだったのか。

勘違いから突然意識しちゃってわ〜っと浮足立った感じになり、そして勘違いだと知っちゃって恥ずかしくてわ〜っとなる感じ…身に覚えのある人も多いのではないでしょうか。
もう数十年前のこととなる大人世代はふふっとなり、一方でまだそういう感覚を知らない未就学児に読んだら純粋に面白がっていました。さて、小学校高学年〜中高生が読んだら一体どんな感想を持つのかしら。。気になります！

最近注目されている韓国の絵本だったので、読みたいと思いました。
隣の女子が「ステキ」と呟きます。それって僕のことかなぁと、女子のたった一言でずっと考えちゃう男の子。くすぐったいような、むずむずするような気持ちを感じます。
純粋で不器用な男の子に好感を持ちました。
桜の満開のシーンなど、『いろのかけらのしま』の作者さんのイラストもステキでした。

私はこの本を読ませて頂いて、とても感動しました。これは何よりも心地よいお話です。この本ではステキという言葉がキーワードになっていますが、ほんとにステキというのは魔法の言葉だと思います。また男の子の気持ちが描かれていますが、いつの時代も決して変わらないものだと思いました。ほんとにステキなお話です。

ステキってつぶやいた女の子。それって僕のこと？僕は、自分でも何だかわからない不思議な気持ちに浮かれていた。でも、僕のことではなかったことが分かり…。こういう経験ってあるあるだな…って思った。何歳くらいの子が読んだらよいのかな？？