「うたってうたってかえるくん」 みんなの声

虫の声にうっとりしている、うさぎおじさんに、ちょっとやきもちかな？
ぼくたちのほうが上手い！って、大さわぎのかえるくんたち。
ご機嫌になったり、しょんぼりとなったりですが、
今回も、うさぎおじさんが、応援をしてくれました。
すばらしい指導で、かえるくんたちの歌声が
見違えるようになりました。
自信が持てて良かったと思います。

このお話は、自分たちが歌がうまいと思っているかえるくん達のお話でした。でも、他の動物にしたらただおおきな声で迷惑していたのですが、それを知って練習して本当に歌がうまくなりました。その姿がとっても素敵だなって思いました。

「かえるくん」シリーズが大好きな子供達。
今回は、かえるくんたちの「秋」のお話です。

リーン　リーンのチンチロリン　と、虫の声。
それに負けないとばかり、ゲコ　ゲコ　ゲーコ　ガコ　ガコ　ガーコ
と、カエルくん達がうたいます。

いつものうさぎのおじさんが、優しく合唱のコツを教えてくれます。

ほのぼのとした、とっても素敵なお話でした。

4歳2ヶ月の息子に読んでやりました。かえるくんたちは歌を歌うのが大好きなので、発表会をしようとしますが、その歌声は自分たちが思っているほどではなく、他人は逃げ出すほど。それになかなか気がつかず、もう少しで大変な音楽会になるところでした。自分たちさえよければ・・・ということにならずに人の意見や感想も聞き入れ、みんなが楽しめるものにしていくという、ちょっとこの年齢にはまだ理解が難しいものかもしれませんね。でも、こういう人の気持ちを考えるように促すいいネタだと思いましたよ。息子はシンプルに絵本を楽しんでいましたが・・・。

わたしの家の周りではカエルの声は初夏がピークなのですが、このお話では虫の声とともに「秋」なのですね。
かえるくんたちが「思い込み」でつきすすむ！
その姿が子どもらしくてかわいいと思うのですが、我が家の子どもたちにはこの本は人気がありません。どうして？と聞くと「かわいそうなんだもん」。
うまくいかずに涙するかえる君たちに自分が重なって見えるのかな。

落ち込むかえるくんたちを「ほめて伸ばす」うさぎのおじさん。
かえるくんたちにちょっと迷惑しても、怒ったり嫌ったりしない森のみんな。
かえるくんの仲間たちはみんな優しいです。

このシリーズでは異色かもしれませんが、かえるくんたちの成長が我が子に重なって見える１冊です。。

秋になり、七匹のかえるの兄弟は、虫の声に耳を傾けるうさぎの洋服やさんに会いました。かえる君達は、自分たちだって、上手に歌えると、歌い始めましたが…
なんて素直なかえるくんたちなんでしょう。張り切っている様子がなんともいえません。いつも優しいうさぎのおじさんは、本当に大切な存在です。このシリーズ、かえるくんたちの、かわいい洋服に、いつも魅せられています。今回も、素敵な洋服を作ってもらっていますよ。他の動物たちも、しっかりとした背景の中で、とっても愛らしく描かれています。