ま〜、すっかり表紙絵に騙されちゃいました。
主人公が猫くん(ヘンリー)だとは、思いませんでしたから。
タイトルもヘンリーの台詞だったんですね。
さて、ヘンリーは飼い主の男の子のお出かけに先回り。
猫ならではの軽やかさで、塀の上をすたすた・垣根の上をひょいひょい・ぴょーんと飛び降りとっとことっとこ・・・。
あまり表情が伺えないおすまし顔です。
猫の自由気ままさという性質を良く描いています。
たくさんの種類のわんちゃんの大騒ぎをよそに、入っていったのが“いぬおことわり”の公園。
公園の門の下をするりと抜けて、振り返り吠えまくる犬たちを涼しげな眼差しで一瞥する様子も対照的で愉快です。
ところが一変、ブランコに乗り、風を受け嬉しそうな様子のヘンリー。
ここで、初めて表情を感じました。
ヘンリーのモデルとなったブランコ好きの猫くんが、作者クランチィさんの家に居るんだそうです。