図書館の返却棚にあったのを見つけ、「1年」とあったので、小学1年の息子にいいかな?と思って選びました。
私は知らなかったのですが、シリーズで20冊近くある人気のシリーズなのですね。
お母さんの誕生日、仕事ですっぽかしたお父さん。お母さんが機嫌が悪くなって、ぼくを仲介しながら、お父さんと話をするのが、まずおもしろかったです。
ぼくは友だちのくろさわくんに、牛乳をかけられてくろさわくんと絶交してしまいます。
くろさわくんは、お母さんがいないのかな?くろさわくんの家庭環境が今一つわからなかたのですが。
くろさわくん、一年生にしては、どこか大人びていて、金魚すくいをするのに「おれ プロだから」という発言には、「この子何者?」と笑いつつも思ってしまいました。
絶交したぼくの気持ちが丁寧に描かれているし、個性のあるくろさわくんに引っ張られるように、70ページのお話を一気読みしました。
「1ねん1くみ1とうしょう」という本も借りてきたのですが、同じ日にこの本も読むことになりました。
子どもの心理描写が等身大で、子どもにとってはとても親近感がわくみたいです。