「あらしのあとで」 みんなの声

主人公のパーシーは秋の嵐に打たれた大きな木をすみかとしていた動物たちに新しい家を探してあげます。
優しいパーシーと心細そうな動物たちの表情が繊細に描かれた絵が印象的で、すっとやさしくストーリーが入ってきます。
最後のページには動物たちの新しい素敵なおうちが描かれています。息を飲む美しさでこのページ見たさにこの絵本が読みたくなります。

大嵐のために倒れてしまった樹と、すむ家を失ってしまった動物たち。
動物たちを助けるために起こしたパーシーの行動が素晴らしいです。
手押し車が川に落ちてしまった時はどきりとしましたが、作り上げた立派な家には感動します。
最後の大ページが圧巻ですね。

嵐のためにすみかをなくした仲良しの動物達に新しいすみかを作るお手伝いをしたパーシー。『ちからをあわせて』（絶版だと思っていたらそうでないようです。）のシリーズの１冊でしょう。公園と動物達が大好きな彼が「一緒に住もうよ」とすすめられたのに断ったのは…？　パーシーは公園と動物が好きなだけではないのだと思いました。彼が手にする木の実がその答えを導いてくれたように思います。

読み終わった後に心地よさが感じられます。人間も動物も森の木もみんな自然の中で共存していることを改めて思いなおしました。

嵐のあとに、公園の動物たちが住んでいた大きな木が倒れてしまいました。動物たちが暮らすところがなくなってしまったので、公園に住むパーシーさんがみんなの住みかになる木を探して、家を作ってくれました。
最後はみんなと一緒に住むのかと思ったら何かやり残した事があるというけれど、それが何かはわかりませんでした。
最後のページは大きい見開きになっていて、とてもかわいらしい風景でした。絵が素朴な感じで、とても好きです。

　お話はさておき、絵が素晴らしくて４つ星にしました。公園の管理係パーシーは森の動物たちと大の仲良し。嵐で公園内の大木が倒れ、家が無くなって困っている動物たちのために新しく住む家を作ってあげることにしました…。
　大きな木に住む森の動物たちのポスターが圧巻です。紅葉の中、りす、うさぎ、ふうろう、きつね、あなぐま、ねずみ…たくさんの動物たちが幸せそうに暮らしている絵。これを見たら、動物たちがよりどころにしている自然を守りたい！って思わずにはいられないでしょう。