夜が嫌いな男の子。
真っ暗になってしまう、明かりを消してしまうスイッチが嫌い。
でも、ある日、ダークという女の子に「夜のスイッチ」を教えてもらう。
明かりを消すことは”明かりのスイッチを切ることとは違うの。ぜんぜん違うの!”
”これは<夜>のスイッチを入れるだけのことなの”
そして、それは同じスイッチでできる。
夜のスイッチをつけると、これまで男の子が見過ごしてきたことが見えてくる。
コオロギの鳴き声、カエルの鳴き声、夜空の星や月。
夜になると、その暗さに不安になります。
でも、夜のスイッチを入れるんだ、と考えることができます。
そして、夜のスイッチを入れることで、見えなかった世界が見えてくることがあります。
考え方やものの見方を少し変えるだけで、同じものが違うふうに見えてくる。
そのことをとてもわかりやすく伝えてくれます。
そして、<夜>をずっと近くて親しみのあるものにひきよせてくれます。