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おやすみ、かけす」 みんなの声

おやすみ、かけす 作・絵:マリー・ホール・エッツ
訳:まさき るりこ
出版社:大日本図書 大日本図書の特集ページがあります!
税込価格:\1,320
発行日:2008年11月
ISBN:9784477019833
評価スコア 4.33
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みんなの声 総数 29
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  • なんだかホッとします。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子16歳、女の子11歳

    「カケス」って、よく絵本などの物語に登場しますが、実際どんな鳥なのかしら?って、改めて調べてみたんです。
    そしたら、比較的人になれやすい鳥で、野生の場合秋から冬にかけて人里に下りてきて、春になると巣を作るために山に帰っていくそうです。雑食ですが、昆虫や木の実を好んで食べるとか、ハトよりやや小さく慣れやすいことから、庭に餌付けしている人が多いらしいです。

    前に「子どもたちのために良質の絵本を選ぶ」という講座を受けたとき、講師にいらした元・司書の方が何度も言ってました。
    「本物」を見せてくれる描き方をする作家の絵本は、ほとんどの場合、子どもたちの心をしっかりとらえてくれるそうです。

    マリ・ホール・エッツの作品にはよく動物(鳥も含め)が登場します。
    絵はあまりデフォルメされてなくて、“本物”によく似ています。
    だからでしょうか?
    ページ数も少なく、文章も短めですが、この絵本を読んでいるとゆっくりとした時間とホッとするような空間が漂っている気がしました。

    低年齢のお子さんたちのお昼寝前などに、読んであげてはいかがでしょうか?

    投稿日:2011/08/31

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    4
  • 一日の終わりに

    派手さはないけれど、遊び疲れた一日の終わりに最適な本だと思います。
    モノトーンの絵で語られるのは脈絡のない風景ですが、きっとこの少年の心に響く一日の断片なのです。
    こんなこともあんなこともあった一日。
    お母さんが子どもに語りかけます。
    子どもはそうだったな〜と、一日を振り返ります。
    振り返りながら気持ちが散漫になったときが、おやすみなさい。
    きっととても心地よい夢路をたどるのでしょう。

    投稿日:2011/08/27

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    2
  • 鳴き声をまねっこ

    図書館で息子がこの絵本を手に取りました。
    素敵な雰囲気ですが、1歳の子にわかるのかしら、と思いつつ読んであげたところ、夢中で聞いています。
    「もう一回。もう一回」とせがまれ、結局5回も読みました。
    そして、また別の日に図書館にいくと、また、この絵本を持ってきたので、びっくり。動物が大好きなので、鳴き声の繰り返しが楽しかったみたい。やぎさんと一緒に「メェーメェーメェー」と言っている姿が、かわいかったです。
    ゆっくりとした時間の流れや楽しい発見を、親子で楽しめる絵本だと思います。
    結局、購入しました(笑)。

    投稿日:2009/01/05

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    2
  • 一日のおわりに

     「おやすみ○○」というタイトルの絵本を、何冊か読んだことがありますが、かけす、という聞き慣れない鳥の名前にひかれました。

     前半は、動物たちが鳴き、男の子は学校へ行きます。元気に過ごした一日のおわりに、みんなに「おやすみ」を言います。
     詩のような、ゆったりした文章が気持ちをおだやかにしてくれます。

     青の濃淡だけで描かれた絵は、沈静効果がありますね。子どもから大人まで、おやすみ前におススメの絵本です。

    投稿日:2011/08/19

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  • シンプルな絵が魅力的

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 東京都
    • 男の子12歳、男の子6歳

    マリー・ホール・エッツは、1895年アメリカ ウィスコンシン州生まれ。
    1944年の作品で日本では1963年に訳された「もりのなか」で、つとに知られています。

    「もりのなか」は、モノクロームの世界でしたが、この作品は濃紺一色のもの。
    「かけすが いちわ、きのえだに とまって
    ないています。
    ジェー、ジェー、ジェー」
    という一文で始まるのですが、鳥の鳴き声がジェー、ジェー、ジェーとは驚きです。
    シンプルな絵が挿入された擬音をともなった文章が、繰り返されるのですが、実に穏やかな絵本です。
    派手な絵本が多い中、異質ではありますが、心に染み入る、そんな感じを持ちました。

    我家では、絵本といえば奇麗な色彩のものという認識があって、このシンプルな絵は子供には受けませんでした。
    しかしながら、セカンドブックあたりとして考えると、シンプル故に受け入れ易い作品ではないでしょうか?
    お休み前にオススメです。

    投稿日:2011/07/07

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    1
  • こんな風に一日の眠りにつけたらいいなあ

    エッツの絵本なので前から読みたいと思っていました。

    派手さはありませんが、それが逆に落ち着きます。

    ゆっくりと流れる時間、外の情景、音に耳をすませてみたくなります。

    優しくゆっくりとした時間が流れ、こんな風に一日の眠りにつけたらいいなあと思える本ではないでしょうか。

    投稿日:2009/10/10

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    1
  • いろいろな音に耳を澄まして…

    • おしんさん
    • 40代
    • ママ
    • 鹿児島県
    • 男の子23歳、女の子21歳、男の子18歳

    かけすが一羽、木の枝にとまってないています。
    ジェージェージェー
    ピョンピョンかえるが、沼の中で鳴いています。
    グワッグワッグワッ
    ならの葉が、風に揺れています。
    ゆーらりゆーらりゆーらり

    作者の代表作『もりのなか』の茶色の世界。『わたしとあそんで』の黄色の世界。
    そして、この作品は、紺一色の描き方。単純な色の使い方でも、世界が広く感じられるのは、音に溢れているからでしょうか。
    優しい絵に、自然の音が静かに聴こえてくるような気がします。
    男の子が、みんなに「おやすみ」のあいさつをし、眠りに誘われてしまう、素敵なお話です。

    投稿日:2009/03/21

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    1
  • いいですねー。

    マリー・ホール・エッツさんのイラストは本当に素敵だなぁと、絵本を開くたびに思います。
    こちらの絵本は、ストーリーもシンプルながらとても愛らしいです。
    こういう気持ちを忘れずに失くさずにいたいなぁと思いますね。
    おやすみ前の1冊にもぴったりではないでしょうか。

    投稿日:2022/05/08

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  • かけすは鳥です。

    私にとってあまりなじみなかった鳥でしたが鳴き声が可愛らしい。
    他にも動物が出てきて鳴いています。朝になったのか、表紙の男の子もゆっくりてくてくがっこうへあるいていきます。
    朝の始まりから色々な音が聞こえてきて日常が、やがて夜が訪れます。
    絵は藍色一色ですが、1シーンとして次々と出てくる場面が物語を豊かに想像させます。静かに読みたい読み聞かせ絵本としておすすめです。

    投稿日:2020/08/27

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  • 穏やかで静かで温かい

    深いブルーと淡いブルーの2色刷り。この絵本の中には、静かで穏やかな時間が流れています。
    各ページに登場する生きものの姿に、血の通った温かみを感じます。もちろん、人間にも。『もりのなか』『わたしとあそんで』のマリー・ホール・エッツの絵本ですが、これは、あまり有名ではないかも。隠れた名作です。

    投稿日:2019/02/15

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