「コドモザウルス」 みんなの声

ただ今、恐竜好きの6歳の息子。恐竜展に出かける前にと選んだ絵本。まぁ子供っていうのは、火を噴かない怪獣そのものだものなぁと日頃から思っていた私。まさにコドモザウルス。ピッタリ。でもでも意外な展開に親子で目を丸くしたまま一気に読み切りました。それもそのはず主人公のダイちゃん、化石で発見される衝撃的なオープニング。それも発見者は恐竜達。ここまでお話ししただけで気になってきましたでしょう！？ラストは大きな夢を膨らませておなかいっぱいになります。眠る前の1冊に、親子で読む1冊にお勧めします。

もしかしてコドモザウルスってたくさんいるかも、と思いましたが、うちの子もその一人かなって思いました。しっぽはない、というところに笑えてしまいました。内容もなんだかおかしくて笑えてしまいます。新しいタイプの絵本ではないでしょうか。子供ウケしそうです。

うとうとしていたら…化石になっちゃった？！３歳息子が先にページをめくって見ていたらしく、ママ、これ、男の子が化石になっちゃうんだよ！！と興奮気味に教えてくれました。どれどれ、どんなお話かな？と読み始めると、面白い視点で物語が進んでいき、親子とも楽しく読めました。

主人公のダイちゃんは恐竜が大好きです。
「そんな恐竜好きの主人公が異世界に入り込んでしまうのなら、当然、恐竜になるものだ」という固定概念を見事に裏切ってくれる、とても斬新なお話でした。まさか、主人公が化石になるだなんて！
とても楽しく読ませていただきました。

この設定に、驚きましたが、
反対の立場から見た物語が、とても面白いとも思いました。
ダイちゃんは、いつも恐竜のことを考えているので、
こんな夢を見たのでしょうね。
コドモザウルスの絵と説明文が、面白かったです。
恐竜も誤解されていたら可哀そうだから、
恐竜の気持ちを、聞いてあげたいですね。
あとがきに書かれていましたが、私自身も、ＮＹの博物館で
大きな化石に出会ってから、恐竜を、身近に感じるようになりました。

人間の化石を発掘しちゃっためちゃくちゃで楽しいお話。
ついこの間、科学館に行って恐竜の骨の前で学芸員さんのお話をたくさん聞いてきたところだったので、あれもウソかもしれない！と笑っていました。一つの個体から予想するのは危険だな。という視点が楽しいです。

自分が化石になって恐竜たちの前にさらされるというユーモラスなお話。
恐竜好きの子にはたまらない絵本だなと思いました。内容もユニークで面白い！
主人公の男の子を通じて化石になった気分を味わえます。
土屋さんの本はどれも面白いですが、今回は本を通して恐竜に興味をもつきっかけをくれてます。

化石となって恐竜たちによってたかってあれこれと「コドモザウルス」として騒がれてしまう男の子のお話。
あべこべですねー。ですが恐竜目線で見ると我々は恐竜に対してそうしているわけでちょっと複雑な気分です。
「コドモザウルス」の説明を見て我が家の娘もコドモザウルスだ、と思ってしまいました（笑）。

えー！！化石になっちゃうの？！
その展開に、冒頭からもうびっくり！！

博物館に展示されている恐竜たちも、
実はこんな気持ちなのかもしれませんね・・・。

「人間が生きていない時代にいたのに、どうして姿かたちが分かるの？」
「研究に基づいているって言っても、実は全然違うんじゃない？」

そう思ったことは1度や2度ではないので、
同じように思っている人もいるんだなあと、親近感が湧きました。

「目が覚めてハッピーエンド！」という描写だけで終わらないラストも、良かったです。

　ある意味、子どもは本当に恐竜みたいなところがありますよね。

　いつも恐竜の化石を研究している人間が、研究される側になるなんて、、、。意外な展開で笑ってしまいました。恐竜から見た人間の子どもは、こんなふうに見えるんだなと、おかしかったです。
　
　うちの子も恐竜大好きですが、恐竜の夢は見たことがない、といっています。こんな夢を見れたら、楽しいでしょうね。恐竜のキャラっておもしろいなと思います。

　柔らかい色で、すみずみまでていねいに描かれた絵が、よかったです。