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狂言えほん せつぶん」 みんなの声

狂言えほん せつぶん 作:もとした いづみ
絵:野村 たかあき
出版社:講談社 講談社の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2009年01月
ISBN:9784061323896
評価スコア 4.41
評価ランキング 12,664
みんなの声 総数 16
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16件見つかりました

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  • 狂言

    狂言と聞くと、伝統芸能で敷居が高いと感じていましたが、こんなお話ならば、ぐっと気軽に楽しめそうですね。
    実際に舞台を見に行くことは難しいので、絵本にしていただけると、こどもと一緒に楽しめるので嬉しいです。
    人間も鬼も、ぐうたら亭主は追い出される・・・なんて(笑)

    投稿日:2013/01/28

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  • もう少し!

    • ちょてぃさん
    • 30代
    • ママ
    • 静岡県
    • 女の子10歳、女の子6歳

    色々な節分に纏わる本を読んでみましたが、うーん。もうひねり、もうひともりあがりほしい!というのが正直な感想。想像と違う展開のわりに淡々とした読後感はなぜでしょう?狂言と銘打っているので、奇想天外なオモシロさを過度に期待し過ぎていたせいでしょうか?

    投稿日:2012/02/07

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  • 意外に子供受けが良かったです

    • 夜の樹さん
    • 30代
    • ママ
    • 北海道
    • 女の子3歳

    3歳の子供に読みました。

    旦那の留守中に女に言い寄る鬼、鬼の好意を逆手にとってお宝をせしめる女、など3歳児に向いている内容とは思わなかったのですが、思いの他子供に受けがよく、何度も読むようにせがまれました。

    いつも読んでいる絵本と雰囲気が違ったのが良かったのかもしれません。

    勝手に親が判断せず色々なジャンルの本を読んでみた方が良いな、と思いました。。

    投稿日:2011/04/26

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  • 女はしたたか、おいらは弱い

    節分の豆まきでイメージしていたものが、数ページにして打ち崩されていく内容でした。
    狂言絵本ということですが、やけに大人感覚。
    もとしたいづみさん、子ども向け作品を多く手掛ける女性ながら、この絵本ではしっかり対象を大人に拡げています。
    子どもに読んでいるのか、自分で楽しんでいるのか、嫁さんは「この鬼は草食系だとのたまうし」…。
    鬼が出てきて、豆まきがあって、パンチを期待したら、一番のパンチ力は鬼の宝物を巻き上げたうえで追い払った女。

    鬼は何のためにわざわざ中国の蓬莱が島からやってきたのでしょうか(嫁さんさがしでもあるまいに)。
    鬼は何をしたかったのでしょうか(わざわざ遠方から来たにしては??)。
    鬼はどうして下手に出るのでしょうか(鬼よもっと胸を張れ)。
    鬼はどうしてこんなに弱いのでしょうか(きっと誰に対してもではないと思うけど)。

    多分原型の狂言はこれほどのなまめかしさはないのだろうな。
    それにしても、鬼ってどうして純粋で単純で清純なのだろう。
    この本の鬼には共感するばかり。
    カッコばかりで悪者にされて…、(すいません、自己弁護入ってます)。
    かくして私も嫁さんに豆をぶつけられるのでした。

    教訓:鬼は外では強くても、家に帰れば猫になる。

    投稿日:2011/01/28

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  • 少し大人テイストの節分

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子16歳、男の子14歳

    狂言絵本とあります。
    狂言は日本の伝統芸能ですから、やはり触れておきたいです。
    題名どおり、鬼に向かって「鬼は外!」と豆をまくお話なのですが、
    そこは狂言、少し大人テイストが加わります。
    最初は強面の鬼ですが、応待した家の女に一目ぼれ!?
    だんだん立場が逆転します。
    女も最初こそ怖がっていたものの、鬼の弱みを知るや、
    まさしく鬼嫁の様相です。
    鬼と女のやり取りがどことなく艶っぽくて、少し大人テイストですが、
    狂言らしい面白い展開をぜひ、子どもたちにも紹介したいです。
    版画技法を使った絵が迫力たっぷりで魅力的です。

    投稿日:2010/01/22

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  • すごっ、全部とっちゃたよ!

     【狂言えほん】シリーズの中の一冊です。
     伝統芸能に絵本と言う形で幼いころから触れられるっていいなって思います。
     
     さて、この『せつぶん』は、内容的には、大人が楽しむ内容かもしれません。
     でも、お子さんと読む時には、鬼とおんなの声の調子や勢いを変え形勢逆転の面白さを強調すると、より一層楽しめるかと思います。

     陰暦で大晦日に当たる節分の夜、蓬莱ヶ島の鬼がまかれた豆を拾って食べようと日本へ渡って来るといいます。
     
     道を急いで空腹になった鬼は食べ物を請おうと辺りの人家を探します。
     鬼が声をかけた家は、夫の留守を守る女房(おんな)のみのよう。
     鬼は、首尾良く戸を開けさせます。
     おんなは…。
     
     恋心を抱いてしまう鬼の純情さと、鬼の心中の変化に気づいたおんなの計算高い強かさが対照的で大人には笑える内容です。

     「すごっ、全部とっちゃたよ!」と息子。
     
     『本当に恐いのは人間なんだよ〜。気をつけなさ〜い、欲張りな人間に。』ってよけいな警告をしたくなりました。

    投稿日:2010/01/13

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  • さすが狂言、大人はニンマリ

    鬼が鬼らしい顔のものを見せようと思って
    2歳の娘に読みました。
    内容はよくわかっていないようでしたが、
    鬼が怖い顔なのと、豆をまくと逃げていった、ということは
    分かったようです。

    大人は、好きな女に絡む鬼を見て
    「こんなオヤジ、いるよな・・・」とニンマリしながら読んで
    読み聞かせる大人も中々楽しめたと思います。
    そこは、狂言という文化のなせる業なのでしょう。

    投稿日:2009/03/17

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    1
  • ちょっぴり情けない鬼。

    装丁にもひと工夫あって狂言の雰囲気が伝わってきます。
    鬼はなんだか憎めないキャラクターで
    反対におんなはしたたか。いつのまにやら鬼を手玉にとったりして。
    鬼とおんなの表情が逆転していくところがおもしろいです。
    せつぶんについてのお話かと思ったら
    意外な展開だったので、パパにも受けるお話だとおもいます。

    投稿日:2009/02/18

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  • 実は繊細な鬼と図太い女?

    • ちょし★さん
    • 30代
    • ママ
    • 熊本県
    • 男の子10歳、男の子9歳、男の子8歳

    日本古来の伝統芸能「狂言」を絵本にしたシリーズ。いつも新作を楽しみにしています。
    今回は季節にも合わせて「せつぶん」です。

    鬼と女のやり取りが、徐々に逆転していく面白さ。
    小さなお子さんには少し難しいかな?
    小学校高学年位からがお薦めかもしれません。

    怖い顔して意外に繊細で純粋(?)な鬼と、
    綺麗な顔して意外に強かで図太い女のお話。
    大人が読んでも、クスリと笑える愉快なお話です。

    投稿日:2009/02/09

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    1
  • 大人味の絵本。18才以上でも楽しめます!
    鬼は、空気が読めなくて、世界を自分にとって都合よく解釈できる、天然ボケのモテない男。女は、美しい見た目とはうらはらに欲深い醜い心を持つ意地悪ばあさん予備軍。そんな強烈な二人が繰り広げる、男と女の駆け引きを、子どもに見せて果たしてよいものか…いや、リアルなご家庭では、子どもがいようがいまいが、夫婦でいろんなケンカをしたりするわけだから、子どももしっかり受け止めてくれているはず。うちの中で、家族の交友関係が、なんとなく理解できていた自分の幼少期を思い出すと、けっこう、男女交際のいろんな場面を、なんとなく見聞きしていたなあと思う。もっとも、お茶の間のテレビではかなりハードなドロドロドラマがエンドレスに流れていたし。ばあちゃんは、昭和の歌謡曲がすきで、大抵男女の色恋を執念深く歌い上げているわけだし、子どもの耳にも入るわけだし…
    深読みすると、本当に面白い話。表面的に読むだけなら、ただのダメなエロオヤジがうまいこと利用されてひどい目にあったという笑い話だが。この手の話は昔からあったのね!

    投稿日:2018/10/04

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