このシリーズ、小2の息子とかなりハマって読んでいます。
漫画ではありますが、事実に基づいて描かれているのと、
漫画自体も変に崩したイラストとかではないので、内容に集中して
読み進めることが出来ます。
与謝野晶子といえば、「みだれ髪」ですが、恥ずかしながら
それ以上のことは知りませんでした。
本名は、鳳晶(ほうしょう)って言うんですね。
女は簡単な読み書きとそろばんができたらそれで充分、と
言われていた時代、実家の番頭の仕事の手伝いをさせられていた
晶子が文学に親しむのは大変なことだったということが感じられます。
与謝野鉄幹との運命的な出会いがまた晶子を変えたんでしょうか。
戦争への反論、源氏物語の現代語版を完成させたりと、
強い意志を持った女性だったんだなという印象です。
この本には、島崎藤村、樋口一葉、石川啄木、清少納言、北原白秋、
といった方々も関連して登場してくるので、楽しいですね。
息子もこの本で、いろいろ著名な名前を覚えたようです。
「みだれ髪」を読んでみたくなりました。