おじいちゃんたぬきが出てきたところから、もうなんだか泣きそうでした。おじいちゃんを見ているだけで、とっても優しい心の持ち主なんだろうなあって思います。
おじいちゃんのそのまたおじいちゃんが語ってくれたことを、おじいちゃんはまごに語ります。「なにか一つをしっかりおぼえて、やくにたてればよい。」という言葉、心にしみました。ほんと、その通りだなあって思いました。
しかも、やくにたてることとして、おじいちゃんがやりたかったことが、表立って賞賛されるようなことではなく、陰からささやかに行うことだったので、これにも感動。
「ありがとう!」といわれることではなくても、自分がやったことで、周りが安心してくらせたり、幸せを感じていたりする姿を見れば、それだけでうれしい!って思えるように、自分もならなきゃなあって思いました。
これは、たくさんの子どもに、そして大人にも読んでもらいたい一冊です。