自分が絵本を探す上でとても大切なことが三つあります。
一つは子どもたちとの対話。子どもたちがどう反応してくれるか、子どもたちにどう伝えるか、一番むずかしい事です。
一つは自分自身との対話。子どもにかこつけて結構楽しんでいる自分。自分が子どもだった頃、自分が父親見習だった頃(進行中)を思い出したり、絵本の中にいろいろな物を見つけては自分を再確認したりしてます。
もう一つは自分自身の学び。絵本を通して自分自身が学ぶことはとても多いと思います。
そして今回の「空のひしゃく」は、長年苦手だった天文知識をこっそり学んでしまえる絵本でした。
北斗七星、北極星…、多少は知っているけど、突っ込まれたらたじろいでしまう宇宙の仕組み、地球の自転と公転、北極南極の話から始まって、地球と宇宙の仕組みの入門を見事に絵本として説明してくれています。
自分の得意分野にはまれば強気な私も今回は控えめ。
何度も読み返してから、息子に本を渡してみました。
詳しい人には物足りないかもしれませんが、子どもに知識を伝える技も詰まっている絵本です。