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すてきなルーちゃん」 みんなの声

すてきなルーちゃん 作・絵:たかどの ほうこ
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\1,320
発行日:2009年10月
ISBN:9784035283904
評価スコア 4.57
評価ランキング 5,865
みんなの声 総数 6
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  • 寄り道のような時間

    総ページ101。小学中学年向きぐらいのお話だと思います。

    ルーちゃんというのは、私のお母さんの妹のこと。画家を目指してきちんとした仕事についていないため、食べ物がなくなると私の家にやってきます。

    私がルーちゃんに学校であった話をすると、ルーちゃんはその話を元にオリジナルなお話をしてくれます。

    私が気に入ったのは木曜日のポリーのお話で、ポリーは切手を集めていて、その切手を床下に住んでいる小人たちにあげます。小人たちはその切手を小さな額縁に収めてギャラリーにしているというお話でした。

    読んでいて、子どもの頃いろいろな話を空想したり本の世界のことを考えていた少女の頃を思い出しました。

    主人公の「わたし」がルーちゃんの出来上がった絵を見て感じた言葉が心に残りました。「楽しいきもちになるのは、不可能じゃなかったんだよ、ママ。ちょっとしたくふうをすれば…つまり、すこしばかりかわった見方をするとかさ…」。

    ルーちゃんは、子どもの学校であったお話を聞いて、助言や励ましを言うわけではなく、別のお話をします。その間に、「わたし」は別世界で遊び考え、また現実の世界に戻ってきて、いつの間にか現実で消化しきれなかったことを消化していきます。逃げているわけではなくて、空想の中で遊んでいるとでも言ったらいいのでしょうか。

    それは現実から放課後の寄り道のような時間が、子どもにとっても大人にとっても必要なのかもしれません。

    ルーちゃんは現実的でもなく教訓的でもないけれど、いつも「わたし」の味方です。こうして、子どもと付き合ってくれる大人が一人でも多く存在するといいなと思いました。

    投稿日:2008/01/04

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  • さすが,たかどのほうこさんです!

    たかどのほうこさんの書く本,絵本「まあちゃんシリーズ」「つんつくせんせいシリーズ」と小さい頃から読んできた我が家の娘。
    そんな娘も小学生になり,たかどのほうこさんの書く幼年童話「のはらクラブシリーズ」を先日図書館で一人読みで読破しました。
    たかどのほうこさんの本はやっぱり子供心をつかみとても楽しかったようで,何か1冊購入しようと思い決めたのがこちらの「すてきなルーちゃん」です。
    発想や考えから思い方って大切だな〜と思わせてくれるお話ですね。
    読み聞かせから,一人読みから,とても重宝すると思いました。

    投稿日:2018/01/22

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  • すてきなお話たち

    • みちんさんさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子4歳、女の子2歳

    小学生の女の子つんちゃんが絵描きの叔母のルーちゃんに学校での話をします。それを受けていろいろなお話をしてくれるなんてすてきですね。
    1週間のお話です。
    1話ずつ、小学校低学年くらいの子に読み聞かせてあげてもよさそうです。一人読みだと中学年くらいからでしょうか。
    ルーちゃんの完成した絵がまたすてきですよ。
    挿絵もかわいいです。

    投稿日:2015/06/22

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  • 私から見ても素敵♪

    この本は、子どもからの目線で、「すてきなルーちゃん」のことが
    描かれていて、大人とは違った感性をもっている子どものことが
    うらやましくなりました。
    ルーちゃんというのは、ママの一番下の妹なんです。
    なので、この本の主人公の女の子から見ると、おばさん。
    でも、そんなことを感じさせない、自由な生き方をしている
    ルーちゃんは、私からみても、素敵☆
    でも、ママからみると、心配の種・・・。
    それぞれの思いが伝わる、とてもおもしろい本でした。

    投稿日:2015/01/18

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  • 下校後の興奮をくるむ

    図書館で借りたのと表紙が違う。旧版だったんだー。

    学校であった楽しいことも嫌なことも、こうして聞いてもらえたら10倍増かもね。
    と、機関銃のような娘の話にウンザリ気味の母は考えました。

    意地悪する子、ホラをふく子、恥ずかしがる子、(こちらからは)理解できないところを持つ子など、学校で遭った出来事がたちまち物語になって興奮をなだめます。
    不思議な話がオムニバスで入って、最後はすべてを包括してしめてあり、とっても爽やかな読後感。
    子どもの視点と大人の視点が良い地点で交錯しています。

    意地悪な子を、けなすわけではないけど、擁護するわけでもなく、いい形で落とし込んであるのは参考にしたいなと思いました。

    小学校にも慣れた3〜4年生、いかがですか。子どもの土産話を聞くのが大変なお母さん、どう?

    投稿日:2011/06/14

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  • 下の子が絶賛!何度も読み返してます。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子14歳、女の子9歳

    この児童書は、うちの下の子がめちゃくちゃ気に入りました。

    しばらくは毎日読み返し、たかどのさんの描かれたルーちゃんや主人公のつんちゃんのイラストを真似してみたりしながら、
    「いいなぁ〜、いいなぁ。こんな風に描きたいな」と、つぶやいていました。
    特にうちの子は、ルーちゃんがキャンバスの前で背中を見せて立っている姿に惚れちゃったようです。
    だからお話の中身も、ルーちゃんがモデルらしい「土曜日 キムの話」が、一番気に入っていました。
    キムが見たようなガラスのビンが見たい。って、夢見がちな瞳でいってました。

    1章1章がとても短くまとまっていて、お話の中のルーちゃんお話が独立しているので、読んであげるのにも、苦ではありません。
    (うちの子は1人読みで何度も読み返していますが)
    お話が好きなお子さんなら幼稚園くらいからでも聞けると思います。
    1人読みなら小学校2,3年生くらいからかな。

    ちなみにわたしは土曜日のお話よりも、「水曜日 ポリーの話」の方が、ラストがこのみでした。
    ポリーギャラリーも、本当にあったら見たいと思いました。

    投稿日:2009/12/16

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