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『A LION IN THE MEADOW』が原題。 私の大好きなマーガレット・マーヒーのデビュー作のようです。 チム少年が、原っぱにライオンがいるとお母さんに告げますが、 お母さんは赤ちゃんの世話で忙しく、そんなはずない、と一蹴するのですね。 でも、描かれているのは、本当にいるライオン!? もちろん、マーヒーお得意の空想の世界でしょうか。 お母さんも、一蹴している割には、マッチ箱からドラゴンだの便乗し、 いい塩梅に相手しているのが素晴らしいと思います。 ライオンもドラゴンも、付かず離れず、チムに寄り添っているようです。 さりげなく描かれた日常のスケッチからは、 日頃絵本を読んでもらっている様子もあり、 だからこその展開ですね。 幼稚園児くらいから、チムの世界を一緒に楽しんでほしいです。
投稿日:2020/07/10
絵の色彩が綺麗で眺めていて想像を働かせるのが嬉しくなります。 ライオンさんだってとても優しい目をしているし、林檎しか食べないライオンさんに親近感(?)が持てました。おかあさんもチムには、優しくて同じ視線にたとうとしているのに共感が持てました。部屋の様子を眺めているのも退屈しないし、魅入ってしまいました。改めて子どもの想像力のゆたかさに驚きました。
投稿日:2010/10/12
子どもには見えるのに、おとなには見えないものがあるのかなあって、本を読みながら思いました。 想像力いっぱいの子どもにだけ見えるものがあるとすれば、とってもうらやましい。 子どもの心のままおとなになれれば一番いいんだけど、それが一番むずかしいところですね。 本のなかお母さんのように、毎日やらなければいけないことがいっぱいのおとな。ちゃんと子どものことを見てるんだけどね。現実ばかりに目がいっていることを、ちょっぴり反省しました。
投稿日:2009/03/28
浜島代志子さんの講演を聞く機会があり、 その場でこの絵本が販売されていたので迷わず購入しました。 カラフルなようで派手すぎない絵がステキです。 チムは「はらっぱにライオンがいるよ」って お母さんに言うのですが、 お母さんは赤ちゃんのお世話と農家の仕事や家事に追われて、チムの話をまともに聞いてくれません。 普通の家庭でもよくある光景ですよね。 お母さんが、チムに応じて「お母さんもお話を作ってみるわね」と言うと、 さらにチムの空想が広がっていきます。 チムがこういう空想をするのは、 お母さんに「もっとぼくのことを見て!」っていうアピールなのでしょうね。 ライオンは、チムの寂しさが生み出した、優しい幻のようです。 チムにとって、ドラゴンは、もしかしたら相手をしてくれない、ちょっと近寄りがたい、お母さんの化身だったのかもしれません。 でも、お母さんは、ちゃんと絵本を読んでくれたり、おやすみなさいのキスをしてくれる・・・ お母さんは、忙しくても、本当はチムのことを見てくれているんですよね。 チムも一時寂しいと思ったけれど、最後にはきちんと満たされて、ライオンと一緒に眠ります。 特に下に兄弟がいると、上の子が不満を抱かないまま大きくなるなんてことはないといってもいいでしょう。 でも、その時々できちんとフォローをして満たしてあげられる、私もそんなお母さんでいたいと思います。
投稿日:2008/10/19
この絵本、見れば見るほどに謎はふかまります。 そこにいるのはライオンだけでしょうか。 わたしは言葉を発するライオンよりも、 静かに、けれど強い意志をもってこちらを見つめてくる 視線の方が気になってしまいます。 彼らは意思をもつどころか、勝手に家中を歩き回ることが 出来るようです。 この話は確かに母親と子どもの心のズレを書いています。 が、この本自体が絵本が語ろうとしている内容という気がしてなりません。 内容ではなく、絵本全体が「それ」そのものなのです。 母親には勿論見えていないもの 子どもには当たり前の世界 こちらをみつめる木馬 窓から庭を見下ろすぬいぐるみ 微笑む人形 倒れたまま視線を外さないクマ 椅子にたおれる少女 そして、ベッドにはさまれたクマ・・・。 人形を主として見ていくと、 内容は一変、不気味で少し怖いものにも思えてしまうのです もの言わぬものたちは、何を語ろうとしているのでしょうか それこそがこの絵本の、親子の間にある真実だと思えるのです。
投稿日:2008/01/27
お母さん、原っぱにライオンがいるよ。でもお母さんは、そんなわけがないと繰り返すばかり。またおはなしを作ったのね、と。 あまり何度も言っているうちに、今度はお母さんが「おはなし」を作りました。マッチ箱からドラゴンが出てくるおはなしです。でもお母さんは、おはなしだから現実ではないと言うのです。 親と子のあいだに知らずに起こるズレをするどく問いかけ、共感をよぶ絵本。 明るく優しい絵がまず目を惹きました。赤ちゃんを抱える母親、おもちゃが散らかる部屋など、絵や装飾に親子共々惹かれたのです。 空想真っ只中のお年頃、4歳前の娘はお話にも興味津々。夜のトイレ、魔法使いが杖の先に明かりを灯して待っていてくれるやらプリキュアが光り輝いて応援してくれるやら、そんな頭のなかの不思議と生活する娘には、このチムは自分自身。そんな我が子を生温く見守っている私たち母親。 毎晩読んで読んでと持ってきます。私も楽しく読んでいます。 チムの下の赤ちゃんにも、ライオンが見えているのがおもしろい。トトロのよう。 もう私たちには見えないのでしょうかねぇ。
投稿日:2006/03/28
作者のマーヒーはニュージーランド出身のようです。私は最初、英語版をニュージーランド人の友人にもらいました。絵がとても緻密で優しくていいです。農場の若いお母さんが、散らかった家の中で赤ん坊と幼児の育児に奮闘?している様子がよくうかがえます。しかし、家の周囲にこれだけの畑と牧場があるのは、さすがにニュージーランド! その小さい男の子が、草地にライオンがいると空想するところから物語は始まります。お母さんは、その子をちょっとうるさく感じているのかもしれません。よくあることです。そして子供は、自分だけの空想の友達を持ち、成長するのかもしれません。我が家の5歳児にまだその兆候はありませんが……。そういえば我が家の子供たちは、この本のドラゴンの絵が好きで好きで、何度も真似して描いてもらいたがりました。
投稿日:2006/03/12
男の子にしか見えないライオンさん。他にも、恐竜が見えたりもします。 絵はとても綺麗で迫力があり、ライオンさんは本物みたい! 物語は子供の純粋さや言葉の大切さが伝わってくる本です。
投稿日:2003/03/02
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