「岩波少年文庫 503 モンテ・クリスト伯 上」 みんなの声

子供時代に読んだものをまた読み返してみました。でも、今読んでも言葉遣いも現代的だし、分かりやすくて、ストーリーも面白い。

エドモン･ダンテスは誰に対しても優しく親切で、責任感もある航海士。でも、亡き船長の頼みを果たすときに、ダングラールがそれを国家反逆の疑いありとして訴えることを思いつく。エドモンの婚約者、メルセデスと結婚するときに、メルセデスを思うフェルナンが偽手紙を出して訴え、エドモンがつかまってしまう。頼まれた手紙は、裁判をするヴィルフォールの父親あてのものなので、証拠隠滅をはかったヴィルフォールが画策し、１４年もの間、イフ島の牢に入れられてしまう。狭い真っ暗な牢で狂いそうになるエドモンは、博士にあって親子のように情愛を持つ。そしてその情報で、大金を手に入れる。

復讐のためにどこまでやるか、見ているだけで気になります。昔読んだのですが、それでも面白く何度も読めますね。

実際に、無実の罪でこれだけ長く閉じ込められたら、悔しくて仕方ないでしょうね、、、。でも、愛した人の子供には優しくするのでは？

小学生からでも面白く読めると思います。

結構好きな本の１つです。

無実の罪でイフ島に閉じ込められて狂人扱い、、、、

10年以上も長く刑務所に入れられたら、出た時は真実をつきとめ、復讐し、無実もたぶん晴らしたいと思うはず。

何度も読んでいますがどきどきしながら読みました。子供にもおすすめ。不屈の闘志がわくかも？

　私が子供のころに読んだとき、このお話はリアル感がありませんでした。今読み返してみると、よくわかります。嫉妬、陰謀、復讐の人間の心理は、古今東西変わらないんだなと思いました。
　
　タイトルになっている「モンテクリスト伯」は、なかなか登場しません。このモンテクリスト伯とはいったいだれなのか、、、。長編ですが、ドキドキしながら読めると思います。