「パット・ザ・バニーは、さわって、感じて、遊べる、ファーストブックのシリーズです。」
と出版社の紹介文にあるように、あかちゃんの成長に必要な五感をフルに使うことができる絵本です。「いないいないばぁ」や「かがみのしかけ」など、そのしかけは子どもが夢中になれるものばかり。でもやはり外国の絵本だなぁと思うことも。
1つ目は、おはなをくんくんするページ。お花の香りというのが、なんとも外国の香りなのです。
この香りは、受け入れがたい人が多いみたい。
また、ジュディーのパパのじょりじょりのおかおを触るページでは、パパの顔のひげの部分が紙やすりになっています。「ほお擦りされるのは、遠慮したいな」というくらいパパのお顔のじょりじょりは、すごい。異国のパパのおひげはそんなにすごいのかな?
また、ポールのママのゆびわをはめるページでは、実際に指輪の形をした穴が開いているのですが、これがまた小さい。いったいママのサイズは何号なんでしょう。4号か5号くらい??
しかし外国でも、日本でもこの絵本に子どもたちが夢中になるのは、事実です。様々なしかけだけにとどまらず、柔らかなパステル調の色使いやバニーという愛くるしいキャラクターは、やはり世界中の子どもたちをとりこにしてしまっているんですね。
娘が一番好きなページもやはり、バニーをぱたぱたするページ。
「ぱたぱた」という邦訳がいまいちよく理解できませんが、一度子どもと一緒にバニーをぱたぱたとなでてみてください。この絵本の魅力に取り付かれてしまうはずです。