のねずみくんが散歩をしていると、空から何かの種が落ちてきました。
何の種だろうとのねずみくんが想像を膨らませているところへ、意地悪なカラスがやってきて、「猫の木かもしれないぞ」「へびの木かもしれないぞ」とおどかします・・・。
綺麗な花が咲いたら、大好きな女の子と庭でお食事をしようとか、あれこれ楽しい想像を膨らませるのねずみくんが微笑ましいです。
この、空から降ってきた種が、一体何の種だったのか、お話の中では結局わからず終いなので、私としては腑に落ちないところがあったのですが、絵本を読み終わった後、娘に「何の種だったんだろうね?」と聞いたら、「猫の木の種だったんじゃない?」と何とも後ろ向きな答え。どうしてかと思ったら、のねずみくんが王子様になって猫と戦う空想の場面が気に入った様子でした。
読んだ後に親子であれこれ想像を膨らませられるお話だと思います。