ふわふわで温かそうな帽子。
その帽子が、動物それぞれのもとへいくと、あら不思議。
とっても面白いことになっていました。
ゾウがかぶったり、ウサギがかぶったりすることも面白かったのですが、鳥の巣になったり、馬のマスクになったりと、「帽子はかぶるもの」という固定概念がない発想は、小さな子にもウケました。
ページをめくるたびに、「ぼうし あったー」と、嬉しそうに指差します。
いつも強烈に感じる長新太さんの作品ですが、比較的、独自カラーがやわらいでいる印象です。
カラフルな絵とかわいらしいお話ですし、初めて長さんの作品を手にする方・今まで敬遠していた方にはちょうどいいと思います。