「はんぶん タヌキ」 みんなの声

長新太さんの作品だったのでこの絵本を選びました。赤色を効果的に使用している表紙が良いと思いました。自分に自信がある主人公がかっこよかったです。主人公が化けますよと宣言するのも可愛らしいと思いました。半分だけ狸のままなのもとても愛らしくて気に入りました。ますます長さんの作品が好きになりました。

タヌキがこれからばけますよ ばけますよ
と言っておきながら、
あらあらはんぶんタヌキです タヌキです
もう、この文章だけでも面白いんですが、
絵がまた最高です。
キャベツとか鳥とか恐竜とか、どれだけ化けても上達しないのか、なぜか半分タヌキ笑。
その繰り返しなだけなのに、これだけ面白いって、長新太さんって何者でしょうか。

一生懸命化けようとしているたぬきが、ほとんどたぬき状態なのが笑えます。
化けかたも上達したたぬきくんは、はんぶん状態になりました。
たぬきが化けるシーンを繰り返しているだけですが、不思議な楽しさを感じました。
期待を持たせておきながら、いきなり終わるところも、物足りなさを感じつつ、とても余韻があってたぬきが次は何に化けるか想像力をかきたてているようでした。

長男（小4）も次男（2歳）も大好きな絵本です。
年齢差関係なく楽しめる内容だと思います。
意外にもレビューが少なくて驚きました。

たぬきがばけますよ〜ばけますよ〜と色々なものに変身します。
でもね。
半分しか変身していないんです。
体がキャベツだったり、くじらだったり、飛行機だったり…。
ページをめくるたびに「あははは」「面白い」と子たちは大喜び。

車に乗っている時も、兄弟で「半分たぬきです」のフレーズを使って「半分○○です」と、目に入る景色の中から、色々なものを変身させ、楽しんでいます。

購入するきっかけは、母の友でした。（図書館のリサイクルで頂いた冊子でしたが、ボロボロになるまで読みました）その中に、こちらの絵本が紹介されていました。
半分になったタヌキが変身するの内容も面白いですが、それとは別に、お絵描き帳にタヌキを半分描いて、続きを子どもに描かせてみると、すごく楽しい絵が出来上がりますよ…といった内容が書かれていて、いいな〜と思い購入しました。
次男がまだ2歳で、絵は上手に描けないので、読んで楽しんでいることが多いですが、もう少し大きくなったら、兄弟でお絵描きを楽しんでもらいたいです。
どんな半分タヌキができるのかな？楽しみです。

はんぶんというか、頭しか変身していませんよ！
タヌキの体から、にゅーっと鯨が出てくるように見えてしかたない・・・
私には意味不明なんですが、子供にはウケるんですよねー。
絵に充分インパクトがあるので、文章がわからなくても大丈夫そうです。

息子は長新太さんの絵本が大好きです
何とも言えない「間」がクスクスこみ上げるような
おもしろさをもたらしてくれます
今回も「はんぶんタヌキ」ってなんだろうとタイトルだけで
想像していた雰囲気を、奇抜に裏切ってくれました
はんぶんっていうのもおかしいし
たぬきっていう冴えない？動物をあえて持ってきた感じもおかしいし
とにかく大好きですね。
この感じ。

たぬきさんが、自分から化けることを宣言しているのに、半分だけ化けれて残り半分がたぬきさんのままなのがとても面白いです。何度、化けても半分たぬきのままなのが笑えてしまいます。大きなものに化けるときも残り半分は元のたぬき半分のままなのもやっぱり笑えます。シンプルな絵とシンプルな色彩なのも印象づけになってよかったです。

長さんの絵本は、絵をじっくりみると本当に楽しいですね。
色も絶妙です。

つぎはどうなるのか、わくわくしますね。
子どもたちの期待以上の変身振りに、長さんの想像力のすごさを感じます。

「はんぶんたぬきです　たぬきです・・」

繰り返されるこのフレーズと、たぬきによるどんどんありえない
方向への変身っぷりがナンセンスで大ウケ。
下半身はずっとたぬき。上半身は・・何になるのかな・・？！
上半身がどんどん大きくなっていって「おいおい〜！」と
思わず云っちゃう、はじけた変身。
この味は長新太さんにしかだせませんね。

息子も大ウケ。
親子でキャッキャと笑いの止まらない一冊でした。

長新太さんの絵本って見つけるとなんか手にとって読んでみたくなります。この絵本も図書館で初めて見つけたので喜んでかりてきちゃいました。長新太さんといえばﾅﾝｾﾝｽ絵本なんですがこの絵本も大人が真剣に読んだらなんだ？という絵本。でも子供と楽しむ絵本を探しているなら非常に面白い絵本だと思います。とにかく下半身だけが狸なんです。普通、顔だけ狸というならわかるのですが下半身だけなんです。そこが長新太さんの絵本だと思います。