「にもつを まとめて、たびに でよう。
どこかに きっと もっと ずっと
すてきな ばしょが あるはずだもの。」
そういって、かあさんあひるはこどもたちを連れて
旅に出ます。
旅の途中で一羽、また一羽と自分が気に入った場所を
みつけ、みんなから離れて行きます。
かあさんあひるは、といえば、そのどの子とも一緒には
暮らさず、最後に自分の居場所をみつけます。
大人になった子ども達がやってきて、しばし一緒に
暮らしても、また、自分だけの居場所へと旅立ってしまいます。
すごいなあ・・って思いました。
自立心というのか、独立心というのか。
かあさんあひるにはしっかり「自分」があるのですね。
私も結婚する前はずっとひとりで楽しく生きていく自信がある。
なんて思っていましたけれど、結婚して子どもが自分の人生の
中に登場してしまった今、この先、ひとりで楽しく生きていかれる
かしら?などと思うようになってしまいました。
娘には「ずうっとママと一緒にいようね。結婚しても一緒に
いようね」などと言ってしまう始末(恥)。
かあさんあひるのしっかりさをちょっとは見習わないといけないなあ。
娘は、といえば、そんなめんどくさいことはこれっぽっちも
考えず、「ひょこ ひょこ ひょこ ひょこ ひょこ ひょこ」
の言葉に大喜びしていました。まだまだ小さな子どもで、安心(笑)。