楽しそうな表紙絵に目が行き、立ち読みをし、これは愉快愉快とキープしたくなり購入しました。
原案は中国の昔話なのだそうですが、後半は牧野先生のオリジナル。
私はこの後半が気に入りました。
お話は、王子が300人のお供を連れて山へ遊びに出かけます。
山を登って、そのあと広い野原に出たところで、王子は急に凧揚げがしたくなり・・・。
凧の大きさに小さいお子さんは、目を奪われることでしょう。
その大きな凧の糸が切れて、凧捜しに王子一行は出発します。
とても背の高い人たちばかり住む国までやってきて、凧の行方を尋ねると、巨人の国の方へ飛んでいったと言うことで、目指すは巨人の国。
長〜い旅の果て、ここが巨人の国かと読んでいて、え〜っ、まだなの?え〜、まだ?とどれだけ大きい巨人なのだろうとわくわくしました。
終盤やっとお目にかかれた巨人の大きさに、え゛〜〜〜〜〜っ、これ口?んでもって、これ髭?と度肝を抜かれます。
色数を抑えた絵ですが、とても軽快な旅の雰囲気も出ていて楽しめました。